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平山 亮(著)/ 上野千鶴子(解説) 『迫りくる「息子介護」の時代――28人の現場から』

2014.05.08 Thu

迫りくる「息子介護」の時代 28人の現場から (光文社新書)

著者/訳者:平山 亮

出版社:光文社( 2014-02-18 )

定価:

Amazon価格:¥ 4,851

新書 ( ページ )

ISBN-10 : 4334037852

ISBN-13 : 9784334037857

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現在の、あるいはこれからの「気がかりな問題」として、「親の介護」を挙げる人は少なくないでしょう。ではもし、その「親の介護」を男がすることになったら?そのとき、彼らは「家族」を、「仕事」を、自分を取り巻く「社会」を、どんなふうに見るようになるのでしょう?

本書は、実際に親の介護をすることになった(せざるをえなくなった)男性28人への取材を通して、ケアメン・ライフの現実に切り込んだものです。「オトナの男たちは、夫として・父として『あるべき姿』は雄弁に語るのに、息子としての自分については口ごもるのはどうして?」。そんな疑問から、「中高年の息子」の研究に乗り出した著者の私は、いつしか息子介護の問題に辿り着き、高齢の親を介護する息子たちへの聞き取りを続けています。

本書の解説も担当してくださった上野千鶴子さんから「カネも地位も名誉もないあなたは、男が気後れしないで話せる恰好のインタビュアー」と、お墨付き(?)をいただいた私に、息子介護者たちが赤裸々に語ってくれた、妻との関係、きょうだい間での駆け引き、同僚や友人との馴れ合い・張り合い……。そこから見えてきたのは、息子介護者という“マイノリティ男性”としての特殊な経験ではなく、どんな男たちにも少なからず当てはまる“男らしい”人間関係の作法と、その脆さ・危うさでした。

現役あるいは将来の息子介護者である男性諸氏だけでなく、そんな男性の妻や姉妹として、あるいは、息子に介護されることになるかもしれない母として、「息子介護の世界」の“主要キャスト”になりうる女性の皆さんにも、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。

(著者・平山亮)








カテゴリー:著者・編集者からの紹介

タグ: / ケア / 介護 / ケアワーク / 老後 / 親子