「%E3%81%86%E3%81%88%E3%81%AE」の検索結果
-
信田さよ子編『女性の生きづらさ』 なぜ女性として生きることは苦しいのか 植松由記
2020.02.28 Fri
昨年末のジェンダーギャップ指数2019で日本は過去最低を更新したとおり、女性の生きづらさは今なお深刻です。女性の悩みに寄り添っていると思われる心理臨床や精神科医療にもじつはジェンダーの視点は欠けており、「男性と女性」「加害と被害」といった不平等な非対称性にもとづく女性たちの痛みは、中立性・客観性を重んじている限り、見えてこないものです。 …
タグ:本
-
2020.02.11 Tue
女性のネットワーカー高橋ますみ。女性の地位向上に貢献しました。80年代、そのネットワークを使い中古のミシン1200台をベトナムの女性達に送った事でも知られます。彼女は2007年アルツハイマー型認知症と診断されました。この本は彼女の息子、三浦周二朗が十数年の同居介護をしながら書いたエッセイ集です。旧作「記憶は消えてしまうから-認知症の母と…
タグ:本
-
長島有里枝著『「僕ら」の「女の子写真」から 私たちのガーリーフォトへ』 90年代の写真潮流を担った、当事者からの異議申し立て 南辻有里枝
2020.01.30 Thu
1990年代、写真界を牽引した若手写真家たちに与えられたのは「女の子写真」という称号でした。本書はこの時代の写真潮流に注目し、作家のジェンダーをその根拠に据えた芸術潮流やカテゴリーは成立可能なのか、また、もし可能ならどのようにそうだといえるのかについて論じています。 まずは、1990年代から2010年代までの雑誌、新聞に掲載された「女性写…
タグ:本
-
小倉千加子著『草むらにハイヒール』、7年ぶりの新刊 首藤知哉
2020.01.28 Tue
著者の小倉千加子氏は『松田聖子論』や『結婚の条件』などのベストセラーで知られ、難解なフェミニズムの理論を身近な話題でわかりやすく論じる《フェミニズム界いちの芸達者》です。 しかし現在は認定こども園の運営をおこなっているため多忙をきわめ、本書は2013年6月以来、7年ぶりの単行本となりました。もともとは「週刊朝日」誌上で「お代は見てのお…
タグ:本
-
岡 久美子著『こころの旅』 この物語の作者も、主人公もあなたです! 岡 久美子
2019.11.26 Tue
このノートを手に取っていただいた方に、世界や日本の歴史的な出来事、社会現象などを手掛かりにこれまでの人生を振り返り、大切にしてきたことや価値観などを再確認していただく。そして、それらを踏まえて、「最期まで私らしく生きるために」望む医療や望まない医療を記したり、「あなたらしく逝くために」自分らしい逝き方を決めておき、わかってくれる人にゆだね…
タグ:本
-
ジェンダー・パフォーマンス:トランスアドヴォケイトによるジュディス・バトラーのインタビュー
2019.11.01 Fri
インタビュアー:クリスタン・ウィリアムズ 訳:山田秀頌 訳者解説 これは、トランスジェンダーの活動団体トランスアドヴォケイトによる2014年のジュディス・バトラーへのインタビュー記事“Gender Performance: The TransAdvocate interviews Judith Butler”(https://www.…
タグ:トランスジェンダー
-
ゼン・ハニーカット著『UNSTOPPABLE(ルビ:あきらめない』 食を大企業から取り戻す! 雨宮由李子
2019.10.01 Tue
長男は牛乳、ナッツ、食用色素、小麦、グルテン、その他多くの食品アレルギーを持ち、次男はグリホサート農薬に腸を毒され、そして三男はピーナッツを食べたこともないのにピーナッツアレルギー。 どうして私の子どもたちが? いったい食べものに何が起きているの? と子どもの健康を取り戻すために立ち上がった南カリフォルニア在住の主婦、ゼン・ハニーカッ…
タグ:本
-
渡邉愛里「行政書士のための新しい家族法務 実務家養成講座』―-おひとりさま、LGBT、事実婚、ひとり親・・ 多様な家族とそのサポーターのための最強お助け本! ◆評者 養父知美
2019.08.30 Fri
書 名 行政書士のための新しい家族法務 実務家養成講座 著 者 渡邉愛里 発行所 税務経理協会 発行日 2018年10月12日 家族の多様化がいわれて久しい。昭和から平成そして令和への移り変わりの中で、「夫婦と未婚の子」の世帯が大きく減少している。「夫婦」とは適法な婚姻をした男性と女性のことで、つまり異性のカップル、法律婚、それに夫唱婦随…
タグ:本
-
ケイリン・リッチ著『世界の半分、女子アクティビストになる』(寺西のぶ子訳) 女子でいるのは楽じゃない 寺西のぶ子
2019.08.29 Thu
著者、ケイリン・リッチはアメリカの市民活動家で、デビュー作となる本書を著した動機について、イントロダクションでこう語っている。 「この本は、女子のために書いた本――そう、あなたのために書いた本です。なぜって、私も昔は女子だったから、今は女子のママだから、女子が世の中を変えると心の底から信じているから。これまでも、本当に女子が世の中を変…
タグ:本