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佐藤 文香・著『女性兵士という難問――ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学』 17年間熟成の末に生まれた豊かな労作◆茶園敏美
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サンドラ・ヘフェリン「ほんとうの多様性についての話をしよう」 ◆サンドラ・ヘフェリン
2022.08.06 Sat
「多様性」がいわば流行りの言葉と化している一方で、「色んな国の人が増えれば、日本社会は自然に多様になる」というように簡単に考えられがちなのが気になります。 では「ほんとうの多様性」とは何なのでしょうか。筆者は「決めつけとサヨナラすること」だと考えます。「外国人に見えるから外国人のはず」「外国人の場合は、こういう行動をするはず」などと人を…
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落合恵美子他著『リーディングス アジアの家族と親密圏』全3巻 自著を語る◆落合恵美子
2022.04.25 Mon
◆アジアの著者を招いたウェビナーシリーズ 本シリーズの刊行と合わせて、「アジアジェンダー研究ウェビナーシリーズ」というオンライン国際セミナーを開始した。時期的にはややフライングだが、今年1月に第1回「家父長制について――南アジアのジェンダー研究から」、3月に第2回「近代国家形成と家名――タイと日本の比較から」を開催した。どちらの回も、本…
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奥村隆著『慈悲のポリティクス――モーツァルトのオペラにおいて、誰が誰を赦すのか』 ◆奥村 隆
2022.03.07 Mon
私がオペラを観るようになったのは2010年の研究休暇のときで、オペラのDVDが3000円くらいで買えると知って、どんなものかと注文してみた。最初に観たのはモーツァルトの『フィガロの結婚』で、ストーリーが複雑すぎてなかなかついていけなかったが、たくさんの女に手を出す伯爵を、最後に伯爵夫人が赦すことで幸福なフィナーレとなっていた。次に、ジャ…
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江原由美子監修 一般社団法人神奈川人権編集・発行『新・21世紀の人権―知っているようで知らない差別と人権の話』 現代日本の様々な差別問題がわかる◆江原由美子
2022.01.20 Thu
21世紀に入り、急速なグローバル化が進展する中で、これまであまり出会わなかった人々と仕事で出会ったり、相互関係を持つことが多くなりました。国内にも異なる文化を持つ人々が隣同士で暮らすなど、社会の多文化化が進行しています。その結果、差別問題等の社会問題は複合化しました。ジェンダー平等にかかわる問題も、例外ではありません。今、多くのフェミニ…
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冨士谷あつ子・新川達郎編著『フランスに学ぶジェンダー平等の推進と日本のこれから』 「女性のいない民主主義」からの脱却を! ◆ 冨士谷あつ子
2022.01.03 Mon
遅れに遅れた日本の政治分野における男女共同参画。これを改変するため日ごろ男女共同参画を実践している日本ジェンダー学会会員を中心とするジェンダー平等推進機構が、日仏交流から男女均等参画で提言する本。…
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河原千春編著『『志縁のおんな』 「志縁(しえん)」という思想 ◆ 大道万里子
2021.12.23 Thu
■まわりまわってたどり着いた縁 「もろさわようこ」――この名前に反応する方はどのくらいいるのだろう。 ある年代の人にとっては、胸がキュンとする名前である。かく言う私もその一人。 学生時代、もろさわさんの『信濃のおんな』『おんなの戦後史』などを読み、地に足のついた女性史に惹かれた。20代の私にもろさわさんの言葉が入り込み、感じ入った。…
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