「%E4%BA%AC%E9%83%BD」の検索結果
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国籍問題研究会編『二重国籍と日本』 人は、親や出生地を選べない 小田川綾音
2019.12.19 Thu
2016年、2017年に蓮舫さんの「二重国籍」について報道が過熱しました。2019年、大坂なおみさんが日本の国籍を選択したという報道がありました。人は、親や出生地を選べません。他方で、日本と外国、多様な出自を持つ著名人は「どっちを選ぶの?」という好奇の眼差しを受け、国家からは「どちらかを選びなさい」というプレッシャーにさらされています。そ…
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日本版女性学の先駆け――『日本婦人問題懇話会会報アンソロジー 社会変革をめざした女たち』◆評者 村松泰子
2019.08.11 Sun
書 名 日本婦人問題懇話会会報アンソロジー 社会変革をめざした女たち 著者名 日本婦人問題懇話会会報アンソロジー編集委員会・編 発行元 ドメス出版 発行年 2000.09.25 「日本婦人の地位も昔にくらべれば向上したものの、根本的には未解決の問題が多く、それらはみな今後、私たち婦人の手で解決されていかなければなりません。」 これは今…
タグ:女性学
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石井香江著『電話交換手はなぜ「女の仕事」になったのか』 石井香江
2018.05.01 Tue
「電話交換手というと、座っているものとばかり思っていましたが、表紙の絵では立って仕事をし、しかも男性と一緒で、服装もお金がかかっていそうですね」と、献本させていただいたある研究者から早速コメントを頂いた。表表紙に使用した絵は、電話交換手がまだ「男の仕事」でも「女の仕事」でもあった時代に描かれたものだ。男性か女性のいずれかに偏った職場の写…
タグ:本
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佐藤文香・著『軍事組織とジェンダー』、訳『兵士とセックス』 茶園敏美
2017.10.30 Mon
長い間、自衛隊研究にジェンダーの視点はなかった。日本のフェミニズムでも、軍隊ではない自衛隊の女性を論じることを警戒してきた。佐藤文香さんは、これまで日本の研究者がタブーとしてきた領域に踏み込んだひとである。そのすぐれた研究成果は、『軍事組織とジェンダー――自衛隊の女性たち』(慶応義塾大学出版会、2004年)である。 11年後の2015…
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