c 「明日は他国って感じが大好き!」で一致するふたつの星。ウーマン・リブ(70年代)からフェミニズムに光芒をはなつ、田中美津さんと上野千鶴子さんのニアミス。詩人と評論家に衝突は、しようがないから、対話は限りなくニアミスで続く。「異文化の外国で、ぼう然と興奮してるうちにアッというふうに時間が過ぎる」と上野さんが語るのに対し、美津さんは「しか…
c 「ヒロシマに爆弾を落とした。それでも日本は無条件降伏しなかった。したがって、我々はやむを得ずナガサキにも落とした。それでも日本は無条件降伏しなかった。我々は、ヒロシマ・ナガサキに原爆を落としたことを正しかったと思っている」―アメリカの航空宇宙博物館において、エノラ・ゲイの機長が話すインタビュービデオが、14分間エンドレスで大型画面に上…
c 「食えない学問は、職業ではなく趣味。趣味ならほんものの極道だから、自分たちでそのための舞台装置をつくろうと思った。」-女であることの解きがたい謎と格闘し20代半ばに女性学との出合い、はじめて本気になって学問する気になれたと語る上野さん。職業Professionの社会学はカネのためにやるもの、女性学は天職vocationだから注文がなく…
c 本来、学校とは、子どもたちに失敗が許されていて、ダメージにならず、弱点をさらして人から指摘されることで自ら気がつき、試行錯誤しながらリカバリーして成長していく場である。しかし、日本の学校は、未来のために今をガマンし、がんばることを奨励する。「偏差値一元主義」で子どもを振り分け、優勝劣敗主義に徹している学校的価値は、社会へもあふれ出し、…