2010.11.30 Tue
WANトップページで掲載のパープル・ライトアップweb写真展のご説明および解説です。
タワーや橋などランドマークを紫(パープル)にライトアップする今回の催しは、「パープル・リボンの運動」がもととなっています。
パープル・リボンの運動とは、 世界を子どもや暴力の被害者にとってより安全なものとすることを目的として、1994年、アメリカ・ニューハンプシャー州のベルリンという小さな町で、近親姦やレイプのサバイバーによって生まれたものです。紫色のリボンであれば具体的にどのようなものであってもよく、それを身につけることでパープルリボン運動の趣旨への賛同を表明することができ、個人間の暴力や虐待に関心を呼び起こすとともに、暴力の下に身を置いている人々に勇気を与えようとの願いから、40か国以上に広がっている、国際的なネットワークに発展した草の根運動です。
世界各地の女性への暴力根絶に向けた活動団体が、布リボンやバッチなどにより「パープルリボン」を広めることで、女性に対する暴力を許さない社会を目指す活動をさらに拡げています。
日本でも、この趣旨に賛同して、11月12日ー25日の女性への暴力を根絶する運動期間、25日国際デーを記念して、各地のランドマークがパープルにライトアップされたり、さまざまな催しが行われました。
京都駅前にそびえる京都タワー。
点灯時には、記念式典がもたれました。
こちらは岐阜の138タワー。とってもおしゃれですね。
下関 海峡ゆめタワー。
大阪・通天閣 タワー下の賑やかさが大阪らしいですね。
そしてご存じ東京タワー
ライトアップのほか、さまざまな催し・キャンペーンも行われました。
東京営団地下鉄に貼られたポスターの写真です。
京都ウィングス(男女共同参画センター)パープルツリー
梅田
さて、みなさまはどの写真が一番お好きでしょうか?
来年はより多くのランドマークが紫色になること、
そのことによって、女性への暴力への理解がより一層進むこと、
紫のリボンや明かりを見ることによって、暴力に傷つく女性たちが少しでもエンパワーされること、
そして、WANの写真集にもっといろいろなランドマークのいろいろなアングルの写真が増えること、
を希望しています。
WAN編集局
カテゴリー:WANの活動