東日本大震災から15年がたとうとしています。
「復興が進んだ」と言われる一方で、福島第一原発事故により生活圏に放射能汚染をばらまかれ、
避難を余儀なくされた「避難民」の苦労と苦悩は今も続いています。 国策として原発を推進してきた結果の大事故であるにもかかわらず、誰も責任を取らず、 その負担が避難民に押しつけられている現状があります。
こうした状況の責任を問い、明らかにするため、 全国各地で原発事故の避難民が国と東京電力を相手取り裁判を続けています。
今回の企画では、実際に避難を決断した国内避難民のお二人をお迎えし、
避難に至るまでの葛藤や現在も続く課題など、避難の実相を語っていただきます。
また、国の責任を問う裁判の意味・意義についてもお話しいただき、
原子力発電と事故被害の本質、そして原発推進政策が地域住民や女性に与える影響について共に考える時間としたいと思います。

関西訴訟は2025年12月24日に結審し、2026年9月2日に判決を迎えます。

日時:2026年3月10日(火)19時~21時
会場:zoomにて開催
参加:定員100名(申し込み状況をみて、上限をあげることがあります)
    お申込み:本Peatixページでチケットをご購入ください。
    参加費:無料 ただし応援チケットあり(1000円、2000円、5000円、10000円)

内容: 話題提供:森松明希子(自主避難者、原発賠償関西訴訟原告団代表)
     蝦名宇摩(自主避難者、せとうち交流キャンプ(保養)主催者)
コメント:山根純佳(実践女子大教員)
    :山秋真(ルポライター)

プロフィール
森松明希子:福島県郡山市在住中に東日本大震災に被災し、当時3歳1ヶ月と0歳5ヶ月の2児を連れて1ヶ月の避難所暮らしを経て、2011年5月から大阪市へ母子避難している。著書に『母子避難、心の軌跡』(かもがわ出版、2013)がある。原発賠償関西訴訟原告団代表。原告意見書で「私たちは、避難するか、しないか、という選択肢を与えられたのではなく、「放射能に被ばくし続けるか」、それとも「被ばくが嫌なら避難するか」という、どちらも選びたくない二つの苦痛を、平穏な生活の場で、強制的に選ばされたのです。」と訴える。

蝦名宇摩:2011年3月に福島原発事故による放射能の影響を恐れ埼玉から岡山へ母子避難している。津軽三味線蝦名流名取・師範でもある。福島の子どもたちを岡山へ招く「せとうち交流プロジェクト」を立上げ、2012年より、毎年保養キャンプを開催している。その活動は、ドキュメンタリー映画「マイプレイス – 保養という選択」(監督;渡辺嶺也、59分、2025)でも記録・紹介されている。

山根純佳:実践女子大人間社会学部教員。主にジェンダーと再生産/ケア労働を研究している。著書に『ケアする私の「しんどい」は,どこからくるのか』(共編著、勁草書房、2025)、『なぜ女性はケア労働をするのか 性別分業の再生産を超えて』(勁草書房、2010)など。山形にて母子避難者の調査を行う。山形県内の自主避難者が国と東京電力に損害賠償を求めた集団訴訟で意見書提出、陳述を行う。認定NPO法人WAN理事。

山秋真(ルポライター、長期にわたり珠洲原発予定地、祝島などでの原発建設反対運動の取材を行う。著書『ためされた地方自治―原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年』(桂書房、2007)、『原発をつくらせない人びと 祝島から未来へ』(岩波新書、2012)など。WANサイトにて連載エッセイ「潮目を生きる」などを執筆中。

主催:認定NPO法人 ウィメンズ・アクション・ネットワーク https://wan.or.jp/
   担当:古久保さくら info-site@wan.or.jp