シネマラウンジ

映画と女性と社会をつなぎます。フェミニズム、ジェンダーを視野に入れつつ、映画をとおして世界の女性の多様な生の現実にふれ、ともに語りあえるような交流の場をめざしています。新作映画評、エッセイ、対談・座談会、女性監督の言葉など、映画とさまざまに関わる女性たちの〈声〉をお届けします。

映画を語る

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『メモリーズ・オブ・サマー』 強い夏の陽射しの痛みに似た記憶  中村奈津子

2019.07.18 Thu

1970年代末のポーランド。海近い田舎町に住む12歳の少年ピョトレック(マックス・ヤスチシェンプスキ)は、平穏な夏休みをおくっていた。母親のヴィシャ(ウルシュラ・グラボフスカ)とのふたり暮らしで、父親のイェジ(ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ)は出稼ぎのため家にいない。ピョトレックは、母と一緒に自転車で出かけて池で泳いだり、家でチェスをした

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ / 映画を語る

『あなたの名前を呼べたなら』 ほんとうの関係は、そこからはじまる  中村奈津子

2019.07.11 Thu

インド第二の都市、ムンバイ。住み込みの使用人として働くラトナ(ティロタマ・ショーム)は、村への里帰り中に突然、雇い主に呼びもどされた。彼女の雇い主である、建設会社の御曹司アシュヴィン(ヴィヴェーク・ゴーンバル)が、海外で結婚式を挙げてくるはずだった・・・のだが、婚約者サビナ(ラシ・マル)の浮気を知って、急きょ結婚を破談にして帰国したからだ

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ / 映画を語る

『田園の守り人たち』 銃後に生きた女性たち  中村奈津子

2019.07.04 Thu

第一次世界大戦がはじまった翌年の1915年、フランス。夫に先立たれたオルタンス(ナタリー・バイ)は、戦地へ送り出した二人の息子・コンスタンとジョルジュの身を案じながら、同じく夫が出征中の娘のソランジュ(ローラ・スメット)とともに、前線から遠く離れた村で農園を守っていた。 その翌年、収穫時期を前にしたオルタンスは人出が足りないことを心配し

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ / 映画を語る

『イーダ』 戦後ポーランド、モノクロームの光と影  中村奈津子

2019.06.28 Fri

1962年、ポーランド。孤児として修道院で育ったアンナ(アガタ・チュシェプホスカ)は、修道女になるための誓いをたてる前に、唯一の肉親である伯母ヴァンダ(アガタ・クレシャ)に会ってくるよう院長から言い渡される。ヴァンダの自宅をひとり訪れたアンナは、自分が本当はユダヤ人であり、本名を「イーダ・レベンシュタイン」というのだと知らされた。 自分

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カテゴリー:DVD紹介

『ソニータ』 歌うことが生きる/抗うこと 中村奈津子

2019.06.06 Thu

アフガニスタン出身の少女ソニータの夢は、有名なラッパーになること。だが、10歳のときにタリバンから逃れるため難民としてイランへ移り、テヘラン郊外の児童保護施設でサポートを受けるティーンエイジャーの彼女にとって、それは、誰から見ても遠い夢だった。 パスポートも滞在許可証もなく不安定な暮らしを送っていたソニータと、テヘランで映像制作を学んだ

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カテゴリー:DVD紹介