シネマラウンジ
映画と女性と社会をつなぎます。フェミニズム、ジェンダーを視野に入れつつ、映画をとおして世界の女性の多様な生の現実にふれ、ともに語りあえるような交流の場をめざしています。新作映画評、エッセイ、対談・座談会、女性監督の言葉など、映画とさまざまに関わる女性たちの〈声〉をお届けします。
映画を語る
多様な声を消そうとする力と戦うために|『インサイド・ヘッド2』
2024.08.24 Sat
※作品の内容に関する記述があります 2015年に公開された『インサイド・ヘッド』の続編となる今作だが、前作を見ていなくても十分に楽しめる作品だ。 まず、この作品が面白いのは、「主人公の物語」と「主人公の脳内の物語」が同時に進行することである。主人公の脳内の物語は、ヨロコビ(喜)、カナシミ(哀)、イカリ(怒)、ムカムカ(不快)、ビ
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女2人 我慢と怒りの行き着く先─フェミニズム映画の今|『ロイヤルホテル』 松村ひらり
2024.08.04 Sun
※作品の内容に関する記述があります あらすじ↓ ハンナ(ジュリア・ガーナー)とリブ(ジェシカ・ヘンウィック)の親友2人。 旅行で訪れたオーストラリアでお金に困り、 荒れ果てた田舎にある古いパブ「ロイヤルホテル」に滞在し、 バーテンダーとしてワーキング・ホリデーをすることに。 単なる接客バイトかと思いきや、彼女たちを待ち受けていた
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【おすすめ映画】『映画 〇月〇日、区長になる女。』ペヤンヌマキ監督 ◆渡辺知子
2024.05.03 Fri
『〇月〇日、区長になる女。』 杉並区の市民運動の内外で巻き起こる対話から一人の区長が産まれる。 市民の市民による市民のためのドキュメンタリー映画です。 ----------------- 杉並区で70年前(!)に決まったという道路拡張の計画が、住民の知らないうちに進められていて、この映画の監督であるペヤンヌマキさん(「ペヤング焼きそば
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