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【リマインダー】　第9回上野ゼミ書評セッション新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』

2012.07.19 Thu

今月の上野ゼミは、来週月曜日（7月23日午後6時から）に迫りました。

今回の書評セッションは、新雅史さんの

『商店街はなぜ滅びるのか――社会・政治・経済史から探る再生の道』（光文社新書）。

上野千鶴子も「虚を衝かれた」という斬新な提起が、

膨大な資料に支えられて説得力を持つ力作です。

序章では、大震災後、壊滅的な打撃を受けた商店街が蘇っていくケースを、

その兆しの見えない郊外型ショッピングモールと対比させて、違いは何かと問い、

第１章では、村上春樹が早稲田在学中にジャズ喫茶経営ができた時代背景から説き起こして、

その後商店経営が難しくなっていく変化に、社会の閉塞性をみる――

とても魅力的な導入で、どんどん引き込まれます。

まだお手にとってない方も、今週末に是非お読みになり、月曜日のゼミにご参加ください。

これまでの固定観念を突き崩し、商店街は20世紀の「発明」であること、

商店街凋落の要因は、その古さや保守性にあるのではなく、「近代家族｣によって担われたためであることが、

説き明かされていきます。

日時：　7月23日（月）18時～20時

場所：　東京YWCA 武蔵野センター（三鷹駅北口から徒歩約3分）

　　　　3階会議室

なお、20時～22時まで、YWCA2階にて懇親会も予定しております。おなじみの一品持ち寄りパーティーです。懇親会の参加・不参加についても、あわせてご連絡ください。

当日参加も大歓迎ですが、お申し込みはこちらから。

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