女の本屋

views

1055

東京のディアスポラ! 『ディアスポリス―異邦警察』 すぎむら しんいち

2009.05.30 Sat

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.

 東京にいる密入国者15万人。彼ら異邦人が独自の政府を持った……という設定の物語。政府とはいっても、それはアンダーグラウンドな組織。その組織・異邦都庁に認められ、無事“裏都民”となっても、密入国を日本側から追われることにかわりはない。彼らの多くは、難民認定を受けられず、力を持たない人々である。弱いからこそ“連帯”が必要不可欠となり、その中心に「ユルい」政府が置かれる。主人公の“久保塚”(国籍不明)はそんな政府の中のただ一人の警察官であり、異邦人の間で、異邦人と日本人の間で、起こる問題を手がける。久保塚を中心に物語は進んでいくのだが、彼以外のキャラクターとその描かれ方が魅力的だ。故郷を離れ、不法滞在者となるにいたった理由など、シリアスになりやすいエピソードが、すぎむらのユーモアによって暖かく描かれ、キャラクターの深みがます。所々「ん?」と感じてしまう表現もあるのだが、それを上回る、“したたかな弱き者”への愛情が、この作品のベースになっている。(horry)








カテゴリー:わたしのイチオシ / horry

〈高市的なるもの〉とわたしたち
ミニコミ図書館
多言語対応 Worldwide WAN Languages
博士論文データベース
寄付をする
遺贈寄付について
女性ジャーナル
[広告]広告募集中
〉WANサイトについて
WANについて
会員募集中
〉会員限定プレゼント
WAN基金
当サイトの対応ブラウザについて
年会費を払う
女性のアクションを動画にして配信しよう

アフィリエイトの窓

  • ひのえうまに生まれて:300年の呪いを解く / 著者:酒井 順子 / 2026/01/15

  • 働く・闘う・恋・らくがき: 近江絹糸紡績労働組合彦根支部職場新聞集 1956-1958 / ...

  • 訪問看護師ものがたり: ご在宅の力 / 著者:嶋守さやか / 2025/11/27

amazon
楽天