【院内集会】「生活が苦しいから税金下げろ」でいいのか?
「103万円の壁」をめぐる女性と若者の声

https://www.ajwrc.org/7727

賃金上昇を上回る物価高騰のなか、「暮らしが苦しいから税負担を引き下げろ」という声が高まっており、国会では「103万円の壁」をめぐって交渉が続いています。
しかし「103万円の壁」は、もともと女性の働き方を低賃金パートに押しとどめてきた装置でした。「壁」をどれだけ引き上げて個人の手取りを増やすかだけに議論を集中させれば、自己責任論の強化を招き、もっとも支援が必要な人たちに社会サービスが届かず、貧困に陥る危険をかえって高めてしまいます。
むしろ、女性や若者を夫・親に扶養される存在として位置づける制度自体が、経済的な脆弱性を生み出してきたのではないでしょうか。
必要なのは、ケアや学業を行うことそのものへの財政的支援です。そして、「どうせ税金を払っても適切に使われない」という根深い政治不信を超えて、政治をわたしたちの手に取り戻していくことが不可欠です。
この集会では、「『被扶養』からケア・学びの保障へ」を合言葉に、高まる税ポピュリズムと政治不信のなかで、本当の意味で人々を広く支えるための税・社会保障に向けた課題について考えます。どうぞ気軽にご参加ください。

*発言者*
竹信三恵子さん(ジャーナリスト)
北明美さん(福井県立大学 名誉教授)
能條桃子さん(NO YOUTH NO JAPAN)
唐井梓さん(学費値上げ反対緊急アクション)
その他賛同団体一言アピール

*日時:4月22日(火)17:00-19:00

*会場:衆議院第2議員会館 多目的室

30分前から議員会館の入り口で入館証を配布します。

主催:NPO法人アジア女性資料センター

連絡先:ajwrc@ajwrc.org