2013.09.04 Wed
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. 最近では「おひとりさま」のほうが話題となっているが、社会学者・上野千鶴子の原点でもあり、本業でもあるフェミニズム評論の一冊。
上野千鶴子の思想には、影響を受けた思想的な母や父、魂に響く言葉を伝えた姉や兄たちがいる。
そんな上野千鶴子の血をなり肉となった本、11冊を選び抜いて論じた評論集である。この人たちのことを、ぜひ知って欲しい、忘れないで欲しいという著者の思いがビシビシ伝わる。
森崎和江、石牟礼道子、田中美津、富岡多恵子、水田宗子。
フーコー、サイード、セジウイック、スコット、スピヴァク、バトラー。
日本と西洋。国籍は違えど、素晴らしい諸先輩たちの偉業があったからこそ、今の私たちがあることが分る。
諸先輩たちの思想から、今を生きる私たちが受け取るべき、フェミニズムの思想的遺産とはなんだろうか?(編集者 松崎千津子)
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