2012.10.23 Tue
○NPO法人サポートハウスじょむでは、女性のためのさまざまな参加型ワークを提供しています。
9月に毎年恒例の「働く人のためのエンパワメント講座」で行なったワークショップ「「怒り」を生きる知恵と自分を知る道具に変える」について報告します。(【1】)
○また、じょむでは、女性のためのカウンセリングも行なっております。
「ハラスメント被害を受けてサポートを必要としている女性にカウンセリングを届けたい」という思いから、9月1日から30日まで寄付キャンペーンを行ない111人の方にご協力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。(【2】)
【1】働く人のためのエンパワメント講座〜「怒り」を生きる知恵と自分を知る道具に変える
日時:2012年9月2日(日)13:30〜16:00
場所:新宿 経王寺
ファシリテーター:高山直子(サポートハウスじょむ カウンセラー)
お寺という非日常空間で、毎年恒例となっている「働く人のためのエンパワメント講座」を行ないました。今年は定員を越えるお申し込みをいただき、あいにくの大雨にもかかわらず、28人の方にご参加いただきました。そのうち半数の方はじょむの講座に初めて参加された方でした。
『「怒り」を生きる知恵と自分を知る道具に変える』と題した参加型ワークは、まず、皆さんの「怒りのサイン」についてグループでディスカッションし、自分自身が感じる「怒り」についてふり返りました。
次に「怒りの仕組み」について説明があり、「怒りという感情をコントロールするのではなく怒りに伴う行動をコントロールする」という意識にフォーカスし、「怒りのじょうご」のワークシートを用いて自分の怒りについて分析しました。
4〜5人のグル—プでメンバーの話を真剣に聞きあい、つい感情が高まったり、共感して盛り上がったり、深刻な話が多かったにもかかわらず、ワークの終わりには皆さんの表情が明るくなっていました。
「知識を意識に、意識を行動に変えていく」じょむのワークの醍醐味をたくさんの方に体験いただく良い機会になりました。
【参加者の感想(公開をご了承いただいた方のみ)】
○自分自身の心の中を見つめ直すことができたように思います。
○普段、感覚的に感じていたことを言葉で整理ができ、新しい気づきがありました。
【2】ハラスメントに負けない!支え合い100人キャンペーンのお礼
この度、9月1日から30日まで実施しました「ハラスメントに負けない!支え合い100人キャンペーン」にたくさんの方にご協力いただき誠にありがとうございました。
おかげさまで当初の目標100人のところ、郵便振り込みやオンラインで延べ111名の方々からご寄付をいただきました。
運営委員一同、心よりお礼申し上げます。
このようなキャンペーンを行うのは初めてのこともあり、不安な気持ちでいっぱいだったのですが、多くの方にご協力いただき目標を達成することができました。
ご寄付は、ハラスメント等の性暴力・性差別被害を受けた女性の初回カウンセリングを無料とするための費用に使用させていただきます。
2002年にオープンしたサポートハウスじょむは、2012年でちょうど10年となりました。
今後も、じょむは、ハラスメント等の性暴力・性差別被害に遭った女性を中心に多くの女性をエンパワメントする活動を続けてまいります。
今後とも、ご支援ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人サポートハウスじょむ 運営委員一同
カテゴリー:サポートハウスじょむ