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みんなのたからもの「ししゅう高田松原プロジェクト」」 

2014.11.30 Sun

WANの理事で「絵本プロジェクトいわて」の赤沢さんから「天野寛子フリー刺繍画展-東日本大震災を記憶し続けるために」が高知県美術館で、11月18日から23日まで開催されるとのことで、見に行ってきました。報道写真や新聞に掲載された大震災と福島原発の俳句や和歌をフリー刺繍で表現してある。天野寛子さんは昭和女子大学名誉教授で家族福祉の研究の傍ら趣味で刺繍をしてこられたとのこと。

「字を刺繍で表すなんて、すごいですねえ」というと、「コツさえつかめば、たいしたことないのよ」とおっしゃったが、やはり、構図を考え、文字を刺繍するなど、根気のいる手仕事だ。だからこそ、一針,一針、縫われた文字から、震災の怖さ、原発の怖さが伝わってくるようだった。

同時に展示されていた「『みんなのたからもの』ししゅう高田松原プロジェクト」の作品は、天野さんが「刺繍の機会を提供することが支援につながるのでは」と陸前高田の方たちと共に始められたもの。松の木をモチーフにした作品をつなぎ合わせて、最終的に高田の松原を表現したいとのこと。思い思いの松を「描いて」「つないで」…「いつまでも作り続ける作品にしたい」と、全国に向けて募集をしている。

タグ: / アート / 震災

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