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クリスマスにはアルザスワインはいかが?    マダム・ルーズ

2009.12.24 Thu

 クリスマスシーズンに、アルザスワインはいかがでしょうか? 唐突にアルザス地域振興会の回し者みたいになっていますが、マダム・ルーズ、常々アルザスワインってひょっとして「差別」されていないかなあ?と思っていたのです。

 実際、アルザスはフランスの「外側」として差別されてきたというか、大変な目に逢ってきた歴史をもつ地域ですよね。ドイツの領土になったり、フランスの領土になったり。「最後の授業」の話はアルザスの話。小学生の教科書に出ていたのを読んだときには、「フランス語が明日から使えなくなる」という話がイマイチ、どういう意味なのか、そんなに大変なことなのかどうか、よく分からなくって、何に感動すればいいのか、当惑したことを覚えているけれど。 そういう歴史が正当なフランスワインとしての評価に影響しているんじゃないのだろうか?と思うくらい、アルザスワインは安い(!)んです。

 アルザスにも小さな醸造所はたくさんあって、日本にあんまり輸入されてこないけれど、リースリングでもすごくおいしいのもあるのに、お値段お手ごろ、庶民の味方。ブルゴーニュワインに負けないほどおいしいのもあると思うんですよ!

 数年前に、アルザス地方にワインを飲みに行ったことがあるのですが、リースリングのグランクリュを地元レストランで飲んで34.80竄ャって、どういうこと? ブルゴーニュワインと比べたら安すぎないかい?? 広域ワイン並みじゃない。グランクリュなのに34.80竄ャで、とってもとってもおいしいじゃないかあ! 数日前にブルゴーニュのレストランで、生まれて初めて100竄ャ以上のワインを飲んだ、ワイン初心者の私としては、愕然としちゃいました。我が家としては、コストパフォーマンスでいえば、その旅行中でこのワインが一番評価が高かったです。

 夕御飯に飲んで感激して、次の朝CAVEAUを訪ねたけれど、まだあいていなくて買えずじまいでした。つくづく残念。でも、こういう小さな醸造所のワインの美味しいのに出会えると、「嗚呼、はるばる来てよかった~」と思うのでした。

 アルザスワインはアルザス料理によく合います。シュークルートなんてぴったり。酢キャベツとベーコンやソーセージの煮込み料理ですが、これに豚足というかが入ったものもあって、それになるとぐっとお味がこっくりして、ボリュームたっぷり。ストラスブールのレストランで娘がそれを頼んだときには、隣の席に一人で来ていたおじさまが、「そんなに食べられるのか?」と心配そうに見ていて、胃袋の屈強な娘が完食するや、すごくうれしそうに話しかけてくれました。酢キャベツとおいしいベーコンやソーセージがあれば、簡単に作れる(とムッシュ・オットリが言っている)んです。

 アルザス地方でよくつくられているゲベルトトラミネールというブドウの種類のワインも、ちょっと甘くて癖があるけれど、とってもおいしい。我が家では、豚の三枚肉をコチュジャンやニンニクとサンチェやサニーレタスやエゴマの葉で巻いて食べる焼き肉のお家メニューの時には、ゲベルトトラミネールを合わせるのが定番です。

 ワインの消費量が増える(であろう)クリスマスシーズン、アルザスワインをみなさまぜひお試しあれ!そして正当な評価を!!と思うのでした。

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