2011.08.18 Thu
ノルウェーの女性監督が作った、実話に基づく、短編アニメーション
「パパ、ママをぶたないで!」(2009) /上映権付DVD発売
監督アニータ・キリ 英題:Angry Man
少年ボイのパパはわけもわからず怒ってはママをぶつ
ママはそんなパパのご機嫌をうかがうばかり
家庭はいつもピリピリしている
ボイは、パパの暴力の原因が自分にあると思い込み
誰にも言えずじっと我慢していた
ある時、それを訴える手紙を王様に宛てて書いたことから、事態は、変化してゆく
まず話すことから始まる 当事者が変わる努力
話すことが解決への第一歩であり
暴力を振るう当事者が変わる努力をすることが何より大切だ
というDV問題解決の本質を、卓抜したアニメーション技術を駆使して
語りかけるように描く
原作が参考にした実話とは
暴力を振るう父親をもつ6人の子どもがいた
彼らはノルウェー国王ハラルド五世(在位1991年~)に、手紙を書いた
ぼくたちの抱える問題に関心がありますか?
国王は返事を書き、子どもたちを王宮に招き、彼らが泣きながら訴える事実に、耳を傾けた
そして、子どもたちの行為を勇気あることだと認め、父親の暴力の責任は子どもたちにはない、と諭した。
2009年/ノルウェー/カラー/アニメーション/日本語字幕付き/20分
2010年広島国際アニメーションフェスティバルグランプリ
アヌシー国際映画祭審査員特別賞・観客賞受賞他多数受賞
価格 42,000円 <消費税込・上映権付き(学校・団体など公共利用に限る)>
「同じ問題を抱える大人に見てもらい、DVについて話し合う題材にして欲しい」(アニータ・キリ監督)
※上映権付とは→ライブラリー価格(L価格)DVDは、非営利施設及び非営利団体(学校、図書館等)での個人視聴が可能で、施設内外での個人及び団体への貸し出が可能ですが、有料、無料に関わらず、上映はできません。上映権付き価格DVDは、上記に加えて非営利施設及び非営利団体での上映会が可能です。何回でも上映できますので、勉強会、講座、ワークショップ等で繰り返し使用できます。ただし、映画館等での興行に、このDVDを使用することはできません。
制作:Trollfilm AS http://www.trollfilm.no/new/eng_trollfilm.html
協力:ノルウェー王国大使館 オフィスアッシュ/トリウッド
参考/http://www.trollfilm.no/new/eng_trollfilm.html
http://blogs.yahoo.co.jp/hiromi_ito2002jp
お問合せ・注文先:パンドラ ℡ 03-3555-3987/info@pan-dora.co.jp
「パパ、ママをぶたないで!」公式サイトはこちら http://pandorafilms.wordpress.com/dvd/papa/
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(keiko kawaguchi @cinema-wan)
カテゴリー:新作映画評・エッセイ
タグ:DV・性暴力・ハラスメント / 家庭内暴力 / アニメ