2010.07.12 Mon
名称:「オノデラユキ 写真の迷宮へ」
期間:2010年7月27日(火)~9月26日(日)
*アーティストトーク(作家による作品解説)
2010年7月30日(金) 14:00~
会場:2階展示室
場所:東京都写真美術館
■関連URL
http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-20.html
—————(美術館HPより引用)———————–
オノデラユキ(1962 生まれ)はパリを拠点に、世界的な活動を続ける写真家です。独学で写真技術を身につけ、1991 年第1回写真新世紀展優秀賞を受賞、写真家として頭角を現しました。イメージを重ねた幻視的な作品で「謎めいていることは貴重である」と評価され、その作品の本質は1993 年パリに拠点を移すことにより更に力強く磨かれていきました。そして創意溢れるシリーズを次々と発表、2003 年、写真集『カメラキメラ』で第28 回木村伊兵衛賞を受賞し、さらに2006 年にはフランスにおける最も権威ある写真賞「ニエプス賞」を受賞しました。
オノデラの作品は、「写真」という一般的概念に収まりきれないところに、その魅力と特質があります。それは写真表現の可能性に果敢に挑戦してゆくオノデラの尽きない探求心に支えられています。ある時はカメラに細工を施し、ある時はコラージュによって、ある時は思わぬアングルから被写体をとらえ、コンピューターを使用したり手彩色を施したりと、シャッターを押すまでに行われる作り込みは、まさに造形作家の作業です。それらを一度カメラという機械を通して1 枚の画面に封じ込め、最終的に自らの手で現像し写真作品として完成させるのです。
オノデラの作品は、日常の風景を捉えながらも、私たちの固定観念を覆すような視覚世界を体験させてくれます。そして、独自のユーモアと都会的なセンスで巧みに観る者を惹きつけながら、私たちを写真の迷宮へ誘うでしょう。本展ではオノデラユキの初期代表作に東京都写真美術館新収蔵作品「Transvest」、「12speed」を加えた9 シリーズ約60 点で展観いたします。
「私は子供の頃、父が作り上げた写真アルバムを見るよりも、そのアルバムに貼られずに見捨てられた雑多なプリントが入ったブリキのお菓子箱の中身を覗くほうが好きで、時々開けては見て楽しんでいました。白黒、カラー、大小、様々な時々の被写体の写真がバラバラに箱の中に詰まっていました。アルバムと違ってその中のカオスは見るたびに違う印象を与えてくれたのを覚えています。ではなぜそんなに面白かったのか?子供の私にはわかりませんでしたが、今から考えるとあの箱の中身は、本来的な写真の使命とも言える、記録する、分類する、位置づけるという役割から解放された、ただの世界の断片の集積であって、写真の不思議さとその都度得られる発見の楽しみなどが、まさに、その箱に詰まっていたからかもしれません。」
(オノデラユキ 2010年5月インタビューより)
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