2013.05.26 Sun
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. 上野千鶴子さんと言えば『あの「おひとりさまの老後」の著者?』と思われる方が多くいらっしゃるかもしれない。ベストセラーとなった「おひとりさまの老後」は、およそ80万部も売れたのだそうだ。が、しかし、この本の帯のキャッチ―「スカ下」から「身の下」へ―の「スカ下」とは、これまた50万部のベストセラーとなった下(しも)の世界にスポットライトを当てた「スカートの下の劇場」(1992)のこと。この手の本は手に取ることはありません・・と敬遠される方にもぜひお手に取っていただきたい。
『「身の下」ってばかにしちゃあ、いけません。人生は身の上も身の下もあってまるごと。人生のお悩みの多くは身の下から来ます。』(本文p.276)と上野さん。『それを大新聞の相談欄で公然と口にできるようになったなんて、とってもいい世の中になりました。』とつづく。
「身の下相談にお答えします」は、朝日新聞土曜版「be」の人気コラム「悩みのるつぼ」から生まれた。『既婚女性と「やばい」感じです』から始まって、『もし上野さんが美人だったら?』まで、読者の方々から寄せられた50のご相談の答えが掲載されている。
歯に衣着せぬ名回答を読んでいくと、きっともっと知りたくなる。「えっ、なにを?」って。人生は身の上も身の下もあってまるごとってことを。「セクシィ・ギャルの大研究」に「快楽上等」、「新編日本のフェミニズム6・セクシュアリティ」等々、「おひとりさまの老後」を書いた上野さんだけをご存じのあなたに、下の世界への誘い。
上野さんのイチオシ。「わたし的には最強のフェミ本」だそうです。これは見逃せません!
堀 紀美子
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