2011.10.21 Fri
現在ニューヨーク在住の近藤聡乃の新作アニメーション「KiyaKiya」は秀逸。タイトルの「KiyaKiya(きやきや)」は「胸がきやきやする」(もともとは痛む、冷や冷やするなどの意)という古い日本語から取ったもので、澁澤龍彦『少女コレクション序説』中の「幼児体験について」という一編から作家が引用したのだという。
自らの身体を開いていくように紙芝居をめくる少女のイメージに従って進んでいく幻想的なストーリーは、未熟と成熟の狭間にある少女特有の危うげな肉体と性を象徴的に表現する。自由奔放に自然の中で動物と戯れる少女の繊細さと暴力性が、おどろおどろしくも爽やかに描かれているところがすごい。「これ以上ぴったりの音はない」と作家が語るジョン・ゾーン作曲の音楽も、作品に深みと疾走感を与えている。
女性と肉体にまつわるテーマは数知れないが、根源的な物語を絶妙の感覚で表す近藤の才能が光る。
詳細 http://mizuma-art.co.jp/exhibition/1314109331.php
近藤聡乃展「KiyaKiya」
10月11日~11月12日
Mizuma Art Gallery
〒162-0843
東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
tel: 03-3268-2500
fax: 03-3268-8844
開館時間: 火曜日から土曜日の11:00-19:00
休廊日 : 日曜・月曜・祝日
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