2011.12.11 Sun
エドガー・マーティンズは1977年ポルトガル生まれ、19歳までマカオで育ち、英国ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで学び、現在イギリスに住む。
マーティンズはポルトガル国内に1950年代から70年代にかけて数多く建設された水力発電所内の様子を写真に収めて発表している。かつては数百人規模の職員が働いていた発電所は、現在コンピューター制御でほぼ無人の状態で運転されている。その一種異様な風景の中に、モダン建築デザインの美しさや計算された装置の配置のもつ魅力が発見される。
「ポルトガルに原発があったら撮影するか」という私の質問に、「もちろん撮影したい」と答えたマーティンズ。科学者のように冷静なこの写真家の目を通して見出される何かがきっとあるのだろう。
エドガー・マーティンズ 個展 「The Time Machine: An Incomplete and Semi-Objective Survey of Hydropower Stations」 11月19日~12月17日 http://www.yamamotogendai.org/japanese/exhibition/index.html 山本現代 YAMAMOTO GENDAI
108-0072 東京都港区白金3-1-15-3F
tel&fax. 03-6383-0626 [開廊時間]
火~土:午前11時~午後7時
日・月・祝日 休廊
(Mitsuna)
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