アクション

views

439

高齢期演習!入院、リハビリ、エトセトラ 車イス②

2013.04.04 Thu

 初めての車イス体験でしたが、点字ブロック上の走行はかなりの振動を伴うということを痛感、手術後の傷にはかなり堪えました。各駅によってスタッフの配慮具合も違うんですよね。「点字ブロックがありますから少し揺れます」と事前にお声掛けしてくれた盛岡駅の駅務員さん、その心遣いが沁みました。唖然としたのは、東北新幹線の「こまち」(盛岡以北は秋田新幹線)車両は、盛岡・秋田間を在来線走行するため車両幅が狭く、車イスで通路を通れないこと! 車両入口から座席までスタッフと夫に支えてもらいなんとか移動しましたけど・・・。
 車イスは押してもらうのはチョーラクだけど自力走行はかなりキツイ代物です。上腕の力だけで自分の体重を乗せた車輪を動かすのだから当然ですよね。でも扱いに慣れたら、小回りが効いてどこへでも行けるこんな快適な乗り物はありません。私は筋トレも兼ねて、暇があると病院中走り回っていました。ところが無事退院してシャバに戻ったら、病院が特別な空間だったことを思い知らされたのです。当分の間松葉杖頼りの私は、スーパーなど大型商業施設で車イスのお世話になるのですが、狭い通路は通るのに四苦八苦、高い棚の商品には手が届かず、松葉杖をつきながら車イスを元の位置に戻すのにもとても苦労します。車イスを設置しているだけまだマシ?使い難さはマイノリティーである障害者が個人のレベルで工夫しろってこと? 外出するたびに理不尽な思いがこみ上げてくるのです。

タグ:介護予行演習