女の本屋

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<女性がつくり楽しむ男性同士の性愛物語>の誕生と発達の歴史 『密やかな教育<やおい・ボーイズラブ>前史』 石田 美紀

2009.06.16 Tue

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<p> 「女」の、そして「子ども」の文化である少女文化。この「中心」から遠くはなれた領域で、女性の創作者たちは、なにを糧とし、いかなる葛藤に直面し、どのように次世代へとリレーしていったのか。「ボーイズラブ(BL) 」というジャンルも、その愛好者を指す「腐女子」という分類もなかった1970年代にさかのぼり、<女性がつくり楽しむ男性同士の性愛物語>の誕生と発達を丁寧に辿ってゆく本書は、まるでミステリーのように読み出したら止まらない。「少女マンガ革命」がもたらした新しい文化/教養とは。80年代半ばには次世代の創作者をも輩出せしめた教育装置とは。・・・筆者は最後にそっと付け加える。<女こども>が抱いた、ある意味あけすけな関心の奥底には「私には何ができるのだろうか」という問いかけと「私にも何かができるはずだ」という信念があったことを忘れてはならない、と。本書ではフェミニズムとの接点はごく控えめに示されるだけに留まっているが、フェミニズムの活性化と同時期に始まったこれらの営みやその根底にある信念を「他人事に思えない」活動家はきっと少なくないだろう(nichica)<br />
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