2009.06.25 Thu
<div class="align_left">アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.</div>
<p> 魂が半分犬だけれども人間として生きてきた女性・八束房恵が主人公。作品の後半部分で彼女の「犬化願望」は叶うのだが、彼女がまだ人間であった前半部分で、魂の半分が犬というのがどういうことなのかを語るのはとても興味深い。<br />
一見、飼い主と犬との関係を支配・従属の関係性として捉えてしまいがちだが、作者はそうした関係性としては表現しようとはしない。「好きな人間に犬を可愛がるように可愛がってもらえれば、天国にいるような心地になる」という「ドッグセクシュアル」について房江は語る。可愛らしい犬として飼い主に愛され、人間同士では及びもつかないような、飼い主と犬との深い絆を夢見ること。犬として愛され、犬として飼い主をなぐさめたい、たった一人の伴侶との関係性を、犬でなければできないようなものとして形作っていくこと――それが彼女の望みである。その語りから、性的なものへのわたしたちの思い込みや刷り込みを撹乱されることに心地よさを感じるかどうかは、読み手次第かもしれない。 (theta)<br />
<br class="clearall" /><!–more–></p>
カテゴリー:わたしのイチオシ









