2009.08.15 Sat
ホームズとワトソンがゲイだったら……というお話。
「ぼくの友人といえばきみひとりだよ」と、ワトソンにうそぶき、アイリーン・アドラーを除いて女性に一切の関心をむけたことのないホームズ。いつもどことなく小馬鹿にされているようで、かわらずホームズに忠実なワトソン。
二人の特殊な絆に、昔もやもやとした感情をかかえた人は少なくないだろう。 同性愛が禁止された世紀末のロンドンで、ワトソンのホームズへの想いは命とりになりかねず、ホームズのプライドの高さは二人の関係を認めることをよしとしない。仕方なくワトソンは、レズビアンであるメアリー・モースタンと互いの嗜好の追及において「完全な自由」を認めあう結婚をし、ベーカー街を後にするが……。
「友情」を「愛」と読みかえた時、シャーロキアン(ホームズ愛好家)たちを長く悩ませた謎が次々に解けてゆく。ホームズの失踪と生還をめぐる原作の設定をあますところなくとりこみ、パスティーシュ(贋作)としても完成度の高い作品。(chibigaeru)
※2015年日本語版が復刊しました!
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