知識基盤経済の進展は、仕事の場をどのように変えるのか、そもそも知識とはなにか。知識は どのように経済の基盤となり、社会のありかたに影響するのか。知識経済では社会階層やとりわ けジェンダーによる格差は、いかに変容するのか。逆に、ジェンダー関係はいかに知識経済・社 会のありかたに影響するのか。  
このほど、S・ウォルビー、H・ゴットフリート、K・ゴットシャル、大沢真理共編『知識経済 をジェンダー化する』が出版された(原書は2007年に出版)。知識経済の推進と知識社会の構 築は、グローバルにますます重大な課題となっている。本シンポジウムでは、日本語版の出版を 機に、上記の問題を突き詰めようとする。気鋭の研究者からのコメントにたいして、共編者・著 者が、原書出版後の研究の進展を紹介しつつ応答し、会場全体として議論を深めたい。

2016年11月13日(日)13:00-17:00
第28回社研シンポジウム(国際シンポジウム)
会場:東京大学福武ラーニングシアター
使用言語:日本語・英語(同時通訳)
▶プログラム
司会・開催趣旨 大沢真理(東京大学)
第Ⅰ部 『知識基盤経済をジェンダー化する』をどう読むか (13:10-14:00)
コメント
萩原久美子(下関市立大学)