女の本屋

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ジェンダー論を身近に感じられる1冊『ブランドの条件』山田登世子

2009.11.22 Sun

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ルイ・ヴィトンとエルメスそしてシャネル。これらブランド・コンセプトの異なる3者を軸にとりあげ、ブランドの条件についてメゾンの生成の歴史から迫っていった一冊。かねてより私は、スーパーのレジなどでヴィトンの財布に遭遇する率の高さに対して不可解さに似た興味をもっていた。本書のはじめににも「なぜそのバッグが欲しい?」との副題があり、それを消費者心理ではなく売る側の視点から読み解いていくことで、様々な合点がいった。ところで、19世紀型のブランドの条件を見事にずらしてブランドたる地位を獲得したシャネル。印象的だったのが次の一文。「シャネルが唾棄したもの、それは「金」のための宝石である。それらが仕えているのは幻惑の魅惑ではなく、地位や身分なのだ。それも、たいていは夫や愛人の。」終盤、「どのようにして、贅沢は女性の領分となったのか?」という問いにシフトしていく。(ブランド好きとされる)若い女性にとって「身近なジェンダー論」のネタとして使えそうな1冊となるのでは。(nichica)








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