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プーの森へ旅立とう－動物たちと出会う本棚

2009.12.13 Sun

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動物がかえない家も多くなってしまった現在ですが、本の中の動物たちはわたしたちの身近な友人でありつづけています。

メアリー・ポピンズでは、人間の言葉を覚え始める前の子どもは動物の言葉がわかるといいます。だけど、大人になると、特別な人でないかぎり、かつてそれを話していたことさえ忘れてしまうのだと。

なんてもったいないことでしょう！　『ドリトル先生』をみんながうらやむはずです。

犬の鳴き声、猫の尻尾のうごき、鳥の首の傾げ方が何を語りかけているかわかるような気がするときは、きっと彼らが住むプーの森がすぐそこまできているのでしょう。動物たちは、子どもと同じでファンタジーの世界にとても近いところにいるのです。だからこそ、ちいさいあなたのやわらかい心にそっと寄り添うことができるのかもしれません。

身近に動物がいる人には、『だんまりレナーテと愛犬ルーファス』や、『月夜のみみずく』、『びりっかすの子ねこ』もおすすめです。

＊「ちいさかったわたしと、いまちいさいあなたへ」で紹介されている本

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※ドリトル先生って言ったら、エディ・マーフィーの『ドクター・ドリトル』しか知らない人もいるかな？　あれも楽しい映画ですよね。

だけど、原作は、もっとずっとおもしろいですよ。ドリトル先生って、ほんとうはもっと変わった、人間嫌いの方なんです。とくに女の人はおきらいみたい……だけど、動物の素敵な女の子はたくさんでてきます。物知りのポリネシア、料理のうまいアヒルのダブダブ、キップのいいすずめのベッキー、それに、オペラの歌姫・緑のカナリアのピピネラの物語は一度聞いたら忘れられません。

爆笑はしないけれども、きっと、映画よりも動物のことが分かるようになるのじゃないかしら。

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