ご就任いただいた皆さまを、順にご紹介します。 三回目は、赤石千衣子さん・川上未映子さん・米田佐代子さんです。

赤石千衣子(あかいし ちえこ)
約30年前非婚のシングルマザーになる。NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長。当事者としてシングルマザーと子どもたちが生き生きくらせる社会をめざして活動中。社会保障審議会児童部会ひとり親家庭の支援施策の在り方に関する専門委員会参加人。社会福祉士。著書に『ひとり親家庭』(岩波新書)、編著に『母子家庭にカンパイ!』『シ ングルマザー365日サポートブック』ほかがある。

川上未映子(かわかみ みえこ)
1976年8月29日、大阪府生まれ。2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回中原中也賞受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回谷崎潤一郎賞受賞。2016年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞受賞。「マリーの愛の証明」にてGranta Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。他に『すべて真夜中の恋人たち』や村上春樹との共著『みみずくは黄昏に飛びたつ』など著書多数。2017年9月に刊行された『早稲田文学増刊 女性号』では責任編集を務めた。
2018年3月30日には短編集『ウィステリアと三人の女たち』
が刊行予定。

米田佐代子(よねだ さよこ)
70年近く昔新制高校に行くとき、「学年全体で女子生徒2名」という男子校に入学して以来、東京都立大学で25年間助手を務めたり「女性研究者は独身」と言われて意地で子どもを産んじゃったり「横紙破り」の人生でした。専門は日本の女性史。「平塚らいてう」という女を「ジェンダー偏見」から自由にとらえなおしたいと格闘しつつ「らいてうの家」に通っています。今年8回目の「年女」(84歳)ゆえ、「遠吠え」ではなく世の中の理不尽とケンカしたい。

             似顔絵:北村ますみ画     

過去の紹介記事
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