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2009 わたし〈たち〉のイチオシ~文学・評論篇

2010.01.06 Wed

今回は文学および文学批評の作品です。恥ずかしながら私はどの作品も読んだことがなかったのですが、昔『花椿』に連載があった赤瀬川源平さんの「今月のタイトルマッチ」 じゃないけど、最初タイトルだけ見せてもらった時でも想像力が働く、素敵な本ばかりです。

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『オリンピックの身代金』

1964年の東京オリンピック開会式当日、爆弾犯が警官よって射殺されるまでの話。石原さんのオリンピックにを不快に思っていた都民としては、エンターテイメントして純粋に楽しみました。(chango)

この作品はノンフィクションではないことに少し驚きました! 改めてその時代を見直すことができそうで興味深いです。

さて、日本の作家について書かれた次の二作品も、今だからこそ、という意義がとても感じられます。

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『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』

太宰治の口癖は、「困ったなあ」。エゴイストの男との情死というスキャンダル。その背景にある、戦争の悲劇と、文学の深みと、女と男のどうしようもなく超えられない距離感を丹念に追った、太宰治生誕100年を記念する力作。(やぎ みね)

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『女流―林芙美子と有吉佐和子』

自分を語ることの得意だった、体当たり型の林芙美子と、「自分以外の女性をえがくとき」「作家としての情熱を湧かせ伎倆を発揮」した有吉佐和子。タイプも作風をまったく対照的な二人であるが、彼女たちが文壇の「女流」という制度と闘っていたことでは共通している。(lita)

また、言葉という、それそのものを大切にしたい、という作品にも人気が集まりました。

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『言魂』

苦を感じること、生きること、楽しむこと、往復書簡で書き記しています。残された時間を清冽に生きている二人にすがすがしさを感じます。読んだ後、能を観に行ってしまいました。でも苦しみながら生きたくないなぁ。(chango)

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『今あなたに知ってもらいたいこと』

この12月に出た新刊です。とてもシンプルな言葉で、「自分らしくあること」とはどんなことかを語ってくれます。平和という夢に向かって歩き続けるヨーコさんから若い女性への力強いプレゼント。(totoko)

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『黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ (光文社古典新訳文庫)』

翻訳者のすばらしい日本語に浸りながら、ホフマンの不思議な物語世界に足を踏み入れることができる、濃密な言葉の世界の経験。(K)

人気作家の作品にも注目が集まりました。年末年始、じっくり読みたくなる作品ばかりです。

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『IN』

有名な小説の中に潜む謎を解き明かそうとする女性作家。推理と自身の恋愛と彼女が書く小説世界が重なり合って不思議な深みに落ちていくような感覚になる。『死の棘』 1981 島尾敏夫(新潮文庫)、『男流文学論』 1997 上野千鶴子他(ちくま文庫)も参考に読まれるといい。(totoko)

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『ナイン・ストーリーズ』

若者の繊細な心の動きを見事に描いた自選の短編集です。2009年に新たに翻訳されました。サリンジャーの魅力が現代人に十分に伝わる名訳だと思います。(igamidori)

この作品は、イチオシでも紹介されています。

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『顔を持つまで 王女プシケーと姉オリュアルの愛の神話 (平凡社ライブラリー)』

『ナルニア』シリーズで有名なC.S.ルイスの小説の新訳。ギリシャ神話では王女プシケーは、愛の神エロースと結ばれたが、それを妬んだ姉二人に陥れられたとされます。この物語は、その長姉・オリュアルが書いた「神への告発状」です。プシケーとは対照的に、醜い容貌とそれを補ってあまりあう理知と勇気を持った姉オリュアルは、心のそこから妹を愛していました。しかし、その愛こそが彼女たちを苦しめることになったのです。神話と神話を否定する理性を共に相対化し、愛と支配の境目の難しさを見事に描き出した作品。昔、ナルニアシリーズの最後にがっかりした方にこそお勧めです。(chibigaeru)

選りすぐりの文学作品。皆さんのゆったりした時間のお供にぜひ!(B-WAN副店長:A)








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