2010.07.24 Sat
いわさきちひろによる、記憶の幻影のような絵と江國香織による、ひらがなで綴られたことばたち。
ページをめくれば、するすると子どもの私がよみがえってくる。描かれている子どもたちは皆、口を閉ざしているけれど、
ことばは確かにその子から聞こえてくるみたい。
こどもに見せたい世界というより、こどもが見ている世界が描かれている絵本。
こどもを思い出したくなったおとなにオススメしたい一冊です。
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