2010.11.04 Thu
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母親に対して、「何でそんなこと言うのよ!?」と思ったことのある娘は多いはず。
さまざまな娘たちが、自身の結婚や母の再婚、そして友人や教え子の恋愛観に触れて出くわす、ざらりとした感情。その感情には、主に母からの影響がある。
母と娘の関係は葛藤が生じることが多く、その和解は難しい。母から受ける娘への制約を、よしながふみは、鋭敏なジェンダー感覚で描く。本書はそれをオムニバス形式にしたもの。
要するに、なかよしこよしの母娘関係だけではないものがここでは描かれている。しかし憎悪や嫌悪だけでもない。
「ねえ、お母さんはお母さんのお母さんにどうやって育てられたの?」
読み終わったとき私は、こんな質問がしたくなった。
そんな第三者的立場からしか、「母」の愛情は感じ取りにくいもので、気づきにくいもので、同時に娘からの母への愛情もそうなのだろう。同じ性を持つことによる制約がそうさせているのかもしれない。(mooty)
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