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2010 WAN的イチオシ・マンガ⑦ subarume

2011.02.24 Thu

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『落第忍者乱太郎』尼子騒兵衛(朝日新聞社)

時は室町。先祖代々由緒正しい(?)ヒラ忍者の家系に生まれた猪名寺乱太郎が、一流忍者目指して個性豊かな仲間たちと奮闘するドタバタコメディ的歴史漫画。戦国乱世に生きる忍者の世界をここまでリアルに、かつコミカルに描ける天才は他にはいない(断言)。忍者のたまご=「忍たま」だからと侮るなかれ、忍術とは奇想天外な魔法ではなく、人の心理を巧みについた頭脳戦、子供の目は時に大人なんかよりずっとシビアなのである。戦災孤児で天才アルバイター・きり丸の核心を抉るシニカルな意見がぐさーーーーーっと胸に突き刺さることもしばしば。[clearboth]

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『ベルばらKids』池田理代子(朝日新聞社)

ベルサイユのばら』のオスカル、アンドレたちが三頭身になって活躍する四コマ漫画。お相撲大好きルイ16世、愛猫家ジェローデル、韓流路線まっしぐらフェルゼン、ハンカチ王子から高橋大輔までタイムリーなル・ルーなど、原作では明かされなかった(というか描けるはずもなかった)あのキャラの意外な素顔が明らかに。編集部による軽妙なコラムでフランス史の勉強まで出来ちゃうとは、さすが名作の威光はどれだけ時が経とうと四コマ漫画になろうと色褪せることはなし。ついでにオスカルの金髪の輝きも色褪せることはなし。[clearboth]

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『D・Gray-man』星野桂(集英社)

仮想19世紀末を舞台に、「神の結晶」を巡るエクソシストとアクマの壮絶な戦いを描いたゴシック・ファンタジー。長期休載や掲載誌移動など、度重なるアクシデントにファンは原作の展開以上に(?)ハラハラ。「灰男」とも略されるタイトルは「中立者」を意味する。何が正義で何が悪なのか、白と黒の狭間を彷徨う主人公・アレンに「中立者」の悲劇を感じつつ、謎めいた美剣士・神田ユウの凄烈な魅力に骨抜きにされてしまう。日本漫画史上に連綿と受け継がれてきたクールビューティー・キャラの系譜は彼に終着せり(断言)。[clearboth]

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『屍鬼』小野不由美/藤崎竜(集英社)

人口僅か1300人、山間の外場村に蔓延する吸血鬼・「屍鬼」の恐怖――小野不由美の傑作ホラー小説を藤崎竜が漫画化。果たして真に戦慄すべきは「屍鬼」か「人間」か。何故人間の血を吸うだけで迫害されなければならないのか。人間が生きるために動物を殺すように、生きるために人間を殺さざるを得ない「屍鬼」の少女・沙子の悲痛な叫びは届かず、物語終盤の凄惨な「屍鬼狩り」は人間中心主義の残酷さと醜悪さを露呈する。沙子を哀れんで自ら「屍鬼」となり、彼女と共に生きる寺の跡取り・室井静信の選択に一条の救いを見たい。[clearboth]








カテゴリー:わたしのイチオシ / 2010 wan的イチオシ・マンガ