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上野ゼミ 書評セッション「ケアするのは誰か?新しい民主主義のかたち」 

イベントURL: https://wan.or.jp/article/show/9513
主催者: 上野ゼミ
主催者URL;
開始日時: 2021年06月02日 (水) 19時00分
終了日時: 2021年06月02日 (水) 21時00分
会場: オンライン開催
会場URL:
連絡先: https://care0602.peatix.com/
登録団体:
パンフレット:
詳細: ◆概 要◆: ケアを受けない者はいない。にもかかわらず、ケア活動もケアを担う人々も、長い歴史の中で 軽視あるいは無視されてきた。本書は、〈ケアに満ちた民主主義〉を訴えてきた米国のフェミニスト政治 学者トロントが、「ブラウン民主主義賞」を受賞した際の講演録を訳出。トロントは、民主主義の定義を 「ケアの責任の配分に関わるもの」であり、「ケアの配分に参加できることを保障すること」だとし、新 たな民主主義の再編が必要であると語る。あわせて日本のフェミニスト政治学者である訳者が、危機に瀕 した日本の政治状況を分析するとともに、トロントが提示する「フェミニスト的なケアの民主的倫理」 が、なぜより善く生きる社会の変革なのかを解説する。

◆ゲスト◆
著者 岡野 八代さん(おかの やよ)
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教員、専門は西洋政治思想史、フェミニズム理論。 主著に『ケアするのは誰か?』(白澤社)、『戦争に抗する』(岩波書店)、『フェミニズムの政治学』(みす ず書房)、訳書にアイリス・ヤング『正義への責任』(岩波書店)、エヴァ・キティ『愛の労働、あるいは依 存とケアの正義論』(白澤社)、ほか

◆コメンテーター◆
山下 順子さん
ブリストル大学 社会学・政治学・国際学研究科上級講師。比較社会政策学、比較社会学、ジェンダー論 専攻。近著に相馬直子・山下順子『ひとりでやらない 育児と介護のダブルケア』(ポプラ新書、2020)、 Jieyu Liu and Junko Yamashita (eds.) Routledge Handbook of East Asian Gender Studies (Routledge, 2020)

仲井 則子
特定非営利活動法人ケアサポート紬代表。「重い障がいを持つ方が、自分らしい暮らしを実現することを サポートする」NPO法人を設立。24時間の介助と医療的ケアの必要な重症心身障害者の親であり、重い障 害があっても在宅で「介助者とともに暮らす」生活を進行中。

◆司会◆
永野 眞理
Wan上野ゼミスタッフ