組織名 |
ユニオンエクスタシー |
カテゴリー |
仕事・労働 / 貧困 / 人権 / 学校・教育・研修 |
略称 |
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所在地 |
京都府京都市左京区吉田本町
京都大学時計台前くびくびカフェ Googleマップで見る
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ホームページ |
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ブログ |
http://extasy07.exblog.jp/ |
電話番号 |
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FAX番号 |
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メールアドレス |
unionextasy@yahoogroups.jp |
団体概要 |
京都大学の非常勤職員を中心とした労働組合です。非常勤を一律5年でくびにする(5年条項)に反対してストライキをしています。 |
団体詳細 |
5年条項とは
04年の法人化のときに、今後雇う非常勤職員については、5年で自動的に雇い止めを行う、という規定を大学は作ったのです。1年契約・更新5回までということです。
2010年度はその最初の5年目にあたる職員がでる、それを予定通り、首にすると発表しました。
つまり毎年毎年、自動的に大量解雇をしていくということです。
今や非常勤職員は全職員の半数の2600名、そのうち1300名が法人化以後雇った人だという。
来年度は、約100名雇い止めにするとの発表でした、それを毎年やっていく、というのです。
首切りのための首切り
強調したいのは、これは工場のラインが止まるためのような、業務縮小のための首切りではないということ。(首をきったらその分また新しく雇わなくてはいけない。)
もっと悪質です。
一言でいうと期待権が生じないようにするための首切りなのです。
先日の京大職組さんの団交で大西珠枝理事がはっきり表明したようです。「有期雇用契約であっても、長期に反復更新すると解雇規制法理が働く。5年条項はそれを防ぐためのものである。」
つまり、1年契約でも何年も更新すると、来年も雇用されることを期待する権利(期待権)が生じる。雇い止めをする場合は、一般の正規職員の場合と同様に解雇の4要件(合理的理由等)が必要となる。
(*期待権は労働者の勝ち取った権利です。最近3年で期待権が生じるという判決もでたようです。折角勝ちとった労働者の権利、その意図に全く反して、このような規定がつくられたという側面もあります。)
つまり、期待権のない簡単に首を切れる人員を確保するために5年で首を切るということです。
5年条項とは首切りのための首切りなのです。
補助的な仕事など存在しない
当局は非常勤は臨時的で補助的なのでトラブルにならない、と現場無視の発言を繰り返しています。
非常勤の業務は事実上、臨時的でも補助的でもない。一人で職場をまかせられている非常勤もいる。専門的なもの、責任の重い仕事、他の人に指示をする立場の人もいます。そもそも補助的な仕事など存在しているのでしょうか?
当局に補助的とはどういう意味か、と聞いても補助的となっているというような回答しかありません。
結局、補助的といって、我々非常勤を低賃金でやっとっているだけなのです。
つまり、大事な仕事をしていても、たいしたことのない仕事といわれ、低賃金にされている。こんな人を馬鹿にした話はありません。
1年雇用がそもそもおかしい
確かに、臨時職員ですもの臨時的な仕事もありましょう。(臨時的ならばその分、賃金は高くするべきです。)しかし、現実的には常勤職員となんらかわらない日常業務を行っている人が大半でしょう。だいたい常勤職員が定年を迎えると、そこに非常勤をいれてきたりしたのです。
期限が決まっている仕事ならば有期契約なのはわかります。しかし、いつまでもある仕事なのになぜ一年契約なのでしょうか。それに正当性はあるのでしょうか?
女性労働の搾取である
京大非常勤職員の85パーセントは女性です。
大西珠枝理事は5年問題に対し、ゼロ回答を行った同日に、男女共同参画推進アクション・プランを発表しました。その中で、管理職の女性の割合を増やす非常にひかえめながら数値目標が発表されました。それはよいとは思いますが、しかし、非常勤職員の問題には全く触れませんでした。
非常勤職員を雇用の調整弁、つまり、非常勤職員2600名の85%の2200名の女性たちを雇用の調整弁にしながらの、男女共同参画っていったいなんなのでしょうか?
京都中央信用金庫 百万遍支店
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