開催中~2023 年7月29 日_ 毎週土曜日 ※2 月・8 月、年末年始は休館。
www.nagaikiyoshi-atelier.com
〒179-0085 練馬区早宮4-6-5 TEL. 03-3991-9889

カルチャー/本のコーナーで、上西充子さんとの共著が紹介されている永井愛が館長を務める永井潔アトリエ館。
第9回企画展は、潔が幼少期から80年にわたり描いてきた家族の肖像を展示。おかあさん、おとうさんから始まり、
家族の日常を描いたスケッチや、娘 愛を描き「劇作家」と記した晩年の作品まで、約50点。戦前、戦中、戦後へと描き
続けられた家族の姿は、まさにファミリーヒストリー。日本がたどった時代をも見て取ることができます。
また、カフェには、平凡な日常を楽しげに描いた色紙作品も並んでいます。

①母(木炭)






① 母(木炭)1950年 木炭/紙 620×456mm
57歳の志津。第3回日本アンデパンダン展に出品、後に中学の美術の教科書にも載った。
このとき潔は―33歳

②母子







② 母子 1952年 油彩/画布 723×605mm
生後間もない長女・愛と文子。潔は晩年、この絵がないと探していたが、『永井潔画集』刊行記念展(1994年)で売却していたことが没後に判明。個人蔵。
このとき潔は―35歳

③ a playwright







③ a playwright 2002年 鉛筆・水彩/紙 545×360mm
愛を描いた最後の作品。仕上がった絵に
「a playwright(劇作家)」の書き入れを見つけ、愛は驚いた。
このとき潔は―85歳