2022年9月23日〜10月15日の期間に、「第44回ぎふアジア映画祭」が開催中である。
会場は、岐阜市文化センター及びCINEX (柳ケ瀬)。市民スタッフが作品選定、企画を提案している。
今回は、ブータン、中国、台湾、韓国、インド、日本の9作品を上映する。一部を紹介する。

『ブータン 山の教室』2019年(ブータン) 若い先生と素朴な子どもたち、伝統を守りながら生きる村人との交流を通して、本当の豊かさとは何かを考えさせられる。上映後、「ブータン文化講座」で、平山雄大さんのお話があった。

『野球少女』2019年(韓国)
韓国プロ野球の公式試合で、先発登板を果たした実在の選手をモデルにした作品。青春のすべてを野球に捧げるスイン。夢を追いかける勇気とまわりの人たちの応援が感動を呼ぶ。

『1秒先の彼女』2020年(台湾)
郵便局で働くシャオチーは、何をするのもワンテンポ早い。バレンタインデートの約束をした当日の朝目覚めると、なぜか翌日になっていた。消えた1日を探す旅に出たシャオチーがその先に見つけたものは。ファンタジーなこの作品は、台湾アカデミー賞(金馬奨)で5部門受賞した。

『少年の君』2019年(中国・香港)
優等生の女子高校生と不良少年の青春ドラマ。中国のいじめや受験戦争、ストリートチルドレンなどの問題を描きつつ、純粋な愛の物語だ。

『ミッション・マンガル 崖っぷちチー厶の火星打ち上げ計画』2019年(インド)
家庭の節約術で、アジア初の火星探査機打ち上げ。成功させた奇跡の実話。再起をかけた男と女性科学者たちのアイデアと努力が歴史を変える。上映後、「火星探査について」川上紳一教授のお話がある。

『すばらしき世界』2021年(日本)
人生の大半を刑務所で過ごした三上。刑期を終え、出所したばかりの三上は、身元引受人の弁護士夫婦の支援を受ける。穏やかな三上が、ある時、狂気を見せる。果たして彼はどうなるのか。上映後、西川美和監督のゲストトークがある。また、岐阜県出身の桜木梨奈さんが、この作品に出演している。

ぎふアジア映画祭 HP  https://gifu-civic.info/subsites/index/6