2012.04.12 Thu
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. 福島原発事故から1年が経過する〈いまこそ〉、自分の言葉で意志を示したい
──本書は、日本ペンクラブの会員を中心とした52人が、小説、詩・短歌・俳句、評論、エッセイを寄稿しました。
澤地久枝、瀬戸内寂聴、野坂昭如さんらのベテラン、浅田次郎、あさのあつこ、佐々木譲、谷村志穂、俵万智さんらの中堅、竹下景子、萩尾望都、山岸凉子、磯崎新さんらの文学以外のジャンルの表現者、さらに玄侑宗久、和合亮一さんら福島在住者も参加しています。
編集部に最後に届いたのは瀬戸内寂聴さんの「原発事故は人災です」というエッセイ。「飯舘村の人たちの集まっている所に行った時、私はいきなり水を浴びたような気がして足がすくんでしまった」。そこで被災した人たちにあんまをして、「不平不満もたまっているでしょう。それを聞かせてくださいな」と心を開かせていく様子が書かれています。そして、「私はわずかな余生を、原発反対の運動に捧げようと思っている」との決意で結ばれています。
52人の心のこもった文章を読んでいただければ幸いです。(平凡社 編集部 及川道比古)
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