
行政に向き合った40年を洒脱なエッセイに昇華!
一歩一歩の積み重ねで世界を変える!
20代前半から「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の活動を支える事務局を10年間担い、膨大な事務量に心身ともに疲弊して一旦市民活動の場を離れるも、「市民福祉サポートセンター」の発足に関わり、介護保険法の成立を求める市民活動にも加わった。2003年からは、個人で「市民福祉情報オフィス・ハスカップ」を立ち上げ、介護保険制度をテーマにメールマガジンの無料配信、セミナー企画などの活動を展開している。地道な市民活動に40余年にわたって取り組み続けてきた根底には、「人権」に関わる問題への飽くなき追求心がある。洒脱な文体で綴る自伝エッセイであると同時に、著者の経験は、制度の理不尽さ、容赦のなさにどう立ち向かっていくのか、市民としての心構えを考える一助となるだろう。
行政に向き合った40年を洒脱なエッセイに昇華!
【主要目次】
第1章 「障害児を普通学校へ」の1980年代
第2章 足踏みしていた1990年代
第3章 「市民福祉」を考える2000年代
第4章 超高齢社会で暮らすには
【著者紹介】
小竹雅子(おだけ・まさこ)
1956年北海道生まれ。1981年より「障害児を普通学校へ・全国連絡会」事務局として、障害のある子どもたちの就学運動を支援。1996年、「市民福祉サポートセンター」に参加。2003年より「市民福祉情報オフィス・ハスカップ」を主宰。2006年、首都圏の市民活動六団体と電話相談「改正介護保険ホットライン」を共同開設。著書『総介護社会 介護保険から問い直す』(岩波新書)、『介護情報Q&A』(岩波ブックレット)など多数。
【編集者より】
小竹雅子さんはピアノや料理がとてもお上手だ。それを楽しみに用事を作りお邪魔することもある。話し出したら、無駄のない言葉が的確に返ってくる。今主要に活動している、介護保険の諸問題も、私はいつも相談に乗って頂く。高額の民間の施設も良いが、公的施設は行政も力を入れているところは良くなっていて安心だ、とか。介護者の心の不安を氷解させるようなお話が、とても嬉しい。本書でも、随所に出てくる安定感のある文章が、素晴らしいエッセイになっている。
◆書誌データ
書名 :『「市民活動家」は気恥ずかしい――だけど、こんな社会でだいじょうぶ?』
著者 :小竹雅子
判型 :四六判 並製
頁数 :240頁
刊行日:2024/10/8
出版社:現代書館
定価 :1980円(税込)
現代書館HP
http://www.gendaishokan.co.jp/
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