女性哲学者たちがいざなう、かつてない哲学入門『女の子のための西洋哲学入門』

これまでの「男性のための哲学」ではない、もうひとつの哲学へ。

「女の子」が成長し大人になっていく過程で考えるべき哲学の問いを解きほぐし、
「自由に思考を広げること」、そして「自分の力で考えながら生きること」の楽しさとかけがえのなさを説く。
女性哲学者たちがいざなう、かつてない哲学入門・画期的エンパワメントの書!


【目次】
監訳者まえがき
謝辞
プロローグ ペルセポネー──あなたへの招待状 メリッサ・M・シュー/西條玲奈訳
はじめに メリッサ・M・シュー&キンバリー・K・ガーチャー/三木那由他訳

第Ⅰ部 自己
第1章 アイデンティティ(同一性)──世界内存在と生成 ミーナ・ダンダ/酒井麻依子訳
第2章 自律──自分に正直でいること セレン・J・カダー/筒井晴香訳
第3章 プライド──徳と悪徳の複雑さ クラウディア・ミルズ/飯塚理恵訳
第4章 問い──哲学の核心 メリッサ・M・シュー/横田祐美子訳
第5章 自己知──反省の重要性 カレン・ストール/安倍里美訳

第Ⅱ部 知ること
第6章 論理学──フェミニストアプローチ ジリアン・ラッセル/山森真衣子訳
第7章 疑い──認識と懐疑主義 ジュリアン・チャン/村上祐子訳
第8章 科学──客観性の正体を暴く サブリナ・E・スミス/村上祐子訳
第9章 技術──経験と媒介された現実 ロビン・L・ゼブロフスキー/西條玲奈訳
第10章 芸術──見ること、考えること、制作すること パトリシア・M・ロック/青田麻未訳

第Ⅲ部 社会構造と権力関係
第11章 信用性──疑いに抵抗し、知識を捉え直す モニカ・C・プール/木下頌子訳
第12章 言語──コミュニケーションでの集中攻撃(パワープレイ) エリザベス・キャンプ/三木那由他訳
第13章 人種──「人間」という概念に見られる存在論上の危険性 シャノン・ウィナブスト/権瞳訳
第14章 ジェンダー──二分法とその先に向けて シャーロット・ウィット/清水晶子訳
第15章 承認──クィア・エイリアン・ミックスの意識を生きる シャンティ・チュウ/清水晶子訳

第Ⅳ部 現実の中で考える
第16章 怒り──抵抗の身振りとしてメドゥーサ話法を利用する ミーシャ・チェリー/西條玲奈訳
第17章 コンシャスネス・レイジング(意識高揚)──社会集団と社会変革 タバサ・レゲット/木下頌子訳
第18章 ツェデク──なすべきことをする デヴォラ・シャピロ/鬼頭葉子訳
第19章 共感──人間と人間以外の動物との絡み合う関係性 ローリー・グルーエン/鬼頭葉子訳
第20章 勇気──作動する改善説 キンバリー・K・ガーチャー/酒井麻依子訳

監訳者あとがき
著者紹介
訳者紹介
索引


◆書誌データ
書名 :女の子のための西洋哲学入門 思考する人生へ
著者 :メリッサ・M・シュー+キンバリー・K・ガーチャー=編
頁数 :568頁
刊行日:2024/11/26
出版社:フィルムアート社
定価 :3,630円(税込)

女の子のための西洋哲学入門 思考する人生へ

著者:メリッサ・M・シュー

フィルムアート社( 2024/11/26 )