新年1月号は憲法を考えました。特集テーマは「憲法24条と今を生きる私たち」です。

【編集後記より】

『虎に翼』を機にぐっと身近になった憲法。「特別企画」に掲載のように、ベアテさんの長女ニコールさんのお話を伺う貴重な機会も得て、今号を企画しました。日本の女性たちが置かれた状況を少しでも変えようと熟慮されたベアテさんの草案作成過程を思うと胸が熱くなります。「両性の本質的平等」(24条)が明文されてから約80年。条文の言葉を光に社会を照らし、考え、対話しながら、一歩ずつ進んでいきたいと思います。

【財団編集部の「今月のイチオシ!」】

今月の編集部のイチオシは、川口かしみさんの<研究レポート>『憲法24条が現代に問うもの─夫婦別氏制度の導入、同性婚の法的承認を実現するために』です。「家庭生活におけるジェンダー平等」について書かれた憲法「24条」は、戦前の家制度を否定しました。家制度下における家長による支配から、個人を解放することを目的にした条文が書かれた背景などを辿り、その理念と現代的課題を考察していただきました。

詳しくは、本誌をご覧ください。

1月号目次はこちら
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【巻頭言は前川直哉さんの「『虎に翼』と法の下の平等」】

……110作目の『虎に翼』に至るまで、朝ドラでこのように正面から同性愛者の苦悩が描かれることはありませんでした。本当は存在しているのに「いないこと」にされていたといえます。それは、ドラマなどエンターテインメントでの話に留まりません。たくさんの法律や制度が、性的マイノリティの存在を「いないこと」にして組み立てられています……

こちらからお読みいただけます。
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【アーヤ藍さんの社会を旅するシネマは『グロリア・オールレッド:女性の正義のために』】

……彼女が弁護士になったのは女性解放運動の気運が高まっていた頃。グロリアは身近な性差別に対し訴訟を起こしていく。男子用・女子用と分けた商品をつくるおもちゃ会社を訴えたり、女性のほうが裾上げ料金が高いことに対してデパートを訴えたり、女性は男性からおごられるものという固定観念で金額表示のないメニューを女性に渡すレストランを訴えたり………

こちらからお読みいただけます。
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ぜひ本誌にて全文をお楽しみください。

■単品やPDF版でもご購読可能です(385円/冊)。


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