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関係者に必読の書!『相談の理論化と実践』 須藤八千代、土井良多江子、湯澤直美、景山ゆみ子

2012.10.17 Wed

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.これは私にとって驚きと感動の本だった。関わっているグループで女性センターの相談事業について学習会をするときに、講師をお願いした景山ゆみ子さんに教えられて読み、なぜ今までこの本のことを知らなかったのだろう、と自分の不明を恥じた。4人の人によって書かれているが、どの章も、思わず傍線を引いてしまう、繰り返し読み込みたいような珠玉の文章に満ちている。その中の一つを紹介すると、「カウンセリングでもなくセラピーでもなく、相談ということばにこだわってきました」という相談実践者の言葉が引用され、相談者との間に流れるエネルギー、ことばに集約できない全体性というものに言及する記述など、感動ものだ。相談者の課題に沿った多角的・総合的なアプローチと、実質的な社会資源の活用とジェンダー・センシティブな視点の融合、相談員個人の資質や責任に依存するのではなく責任ある相談体制・ネットワークの構築など、経験と深い洞察による思想に感動すると共に、システム構築への提言には力強さ、頼もしさを感じる。自治体の男女共同参画施策に関わる人には、ぜひ共有してもらいたい本だ。 (桂 容子)








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タグ: / フェミニズム / 男女共同参画 / 相談事業