https://readyfor.jp/projects/165801?fbclid=IwY2xjawOxeORleHRuA2FlbQIxMQBicmlkETFYbnFLV05pcHdhMXJ0c05xc3J0YwZhcHBfaWQQMjIyMDM5MTc4ODIwMDg5MgABHmbn6pcfVLRpDlAbldwIt5uRwiD2gzkQ_qt2HNyHKfh6tU5TwtkEiTnoWyJS_aem_YDHL-zDM1VrVczIYCAjXrgより

心温まるクリスマスオードブルを困窮家庭に届けたい
クラウドファンディングにご協力を!

シングルマザー家庭が直面する「見えない貧困」とクリスマスの切なさ
一年で最も華やかで、家族の温もりを感じるはずのクリスマス。街中がきらめき、子どもたちがプレゼントを心待ちにするこの季節は、同時に、経済的な困難を抱える家庭にとって、最もつらく、胸が締め付けられる時期でもあります。
特に、日本社会においてひとり親家庭、特にシングルマザー家庭は、社会の構造的な問題として「相対的貧困」の厳しい現実に直面しています。非正規雇用の割合が高く、養育費も支払われないことが多い中で、多くのお母さんが「衣食住を支えるので精一杯」という状況です。昨今は物価高騰のため、子どもたちの食事の回数が減ったり母親たちの栄養状態が悪化している現状があります。
日本のひとり親世帯の貧困率は約50%に上るとも言われています。限られた収入の中では、子どもの教育費や医療費を捻出することが最優先となり、「イベントのための贅沢」は真っ先に削られます。「いつも頑張ってくれている子どもに、せめてクリスマスくらいは特別で豪華な食事を用意してあげたい」。そんな切実な願いは、日々の生活費の重さによってそっと胸の奥にしまい込まれてしまいます。子どもたちにとって、特別な思い出が残らないクリスマスは、経済的な格差を肌で感じる瞬間となり体験の格差を象徴するものです。

私たちはこの「見えない貧困」がもたらす心の切なさを、少しでも和らげたいと願っています。

🎁 私たちの願い:心のこもった食卓の温もりは、心の栄養
このクラウドファンディングは、札幌近辺のひとり親家庭に、温かい愛情が込められた手作りのクリスマスオードブル100食を届けることを目指します。”それいゆ”では自ら運営するファームで採れた栄養たっぷりの野菜を使用し、味にこだわりを持ってお客様にお食事を提供していますが、オードブルでもそんな食事を通じた大切なメッセージを届けたいと考えています。

豪華な食卓は、ただ空腹を満たすだけでなく、「あなたは大切にされている」というメッセージであり、お母さん(そしてお父さん)の「頑張って良かった」と思える瞬間を生み出します。

▼責任者よりメッセージ
この数年は暮らしに関わるすべての値段が高騰し、私たち一人一人が大変さを感じています。リカバリーはこれまでも、社会のなかで“見えない存在”にされがちな女性たちの支援に力を注いできましたが、一緒に励まし合いながら活動してきたNPOから「今年はクリスマスオードブルを発注することが難しい」という連絡を受けたことから、このプロジェクトを立ち上げることにしました。クリスマスという特別な日のささやかなご馳走と、給食がなくなる冬休みの食糧支援を天秤にかけざるを得ない。そうした苦渋の選択を迫られる仲間に私たちが出来るのは、自分たちで材料費と人件費を集めることでした。毎年オードブルを手渡すとき、受け取りに来た親とお子さんが「わーーー!」と歓声を上げてくれます。その声を、私たちは今年も聴きたいです。この社会が、お互いの抱える困難に目を向け、自分のできる範囲で応援しようとする気持ちを持っている。それをひとり親家庭のみなさんへ示したい。

 このプロジェクトは、このような家庭を支えるものであると同時に、作り手である私たちも支えてくれます。みなさんの応援を心からお待ちしています。<NPO法人リカバリー代表 大嶋 栄子>

▼団体紹介 NPO法人リカバリーは20年以上、様々な暴力被害を背景に依存症をはじめとするメンタルヘルスの不調や障害などで複層的な困難を抱える女性に対し、住居提供や就労支援などの包括的援助を続けてきました。