想像してみて。社会の半分の人が、一日休んだらどうなるか

1975年10月24日、アイスランド女性の90%が職場と家庭での仕事を放棄した。
「女性の休日」と呼ばれた一斉ストライキに参加した日のことを、母が娘にやさしく語り伝え、ユーモアを交えて軽やかに描き出す。
(↓↓あらすじ詳細あり)
【対象年齢】小学校中学年(3-4年生)~大人まで

*映画『女性の休日』日本公開 (2025年10月25日)と、偶然にも同時期出版となり、全国30館超の上映館にて販売。
*絵本タイトルは、映画の中でも女性たちが集まって歌う、アイスランド語の歌詞に由来する。

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(絵本あらすじ詳細)
小学生くらいの女の子ヴェーラは、ママと一緒に、今年の「女性の休日」(女性ストライキ)に出かけます。そのとき、ママは子どもの頃、 1975年10月24日「女性の休日」にお母さんに連れられて参加した日のことを話してくれます。

なぜ女性たちがストライキを起こすことになったのか。
かつて学校に行けるのは男の子だけだった。女の子たちが学校へ行き、外で働く女性たちが増えても給料は男の人たちの半分で、 家族の世話を担うのは女性たちばかりだった、と。

1975年に国連が「国際女性年」を宣言し、アイスランドの女性たちは、行動を起こします。
―「社会で女性がどれほど 大切なやくわりを はたしているのか 世界に見せる時がきた!」って思ったわ。
―想像してみて。社会の半分の人が すべての仕事とやくわりを 一日休んだら どうなるか。

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そして当日、見たこともないくらい多くの人たちが集まってきました。
「アイスランド女性の90%が 家庭と職場での仕事を放棄した」のです。

首都レイキャヴィークの広場は、人であふれかえりました。
地方の田舎町では女性たちは農場の仕事を休み、また、遠洋漁船で働く女性たちは船室に立てこもり、首都の広場に向けて電報を送りました。
男の人たちは、これまで女の人だけがやっていた料理や掃除や子どもの面倒を、見よう見まねで全部やることになったのです。

ママのお父さんも、その日、はじめて晩ご飯を作り、笑顔で妻と娘(=ママ)を迎えてくれました。
赤ちゃんを抱きかかえ、「いままで いちばん長い一日だったよ」と言いながら。

絵本の最後には、移民の女性や多様な性の人たちも含む「すべての人のための 平等な権利」を求める、現代の「女性の休日」の一端も描き出されています。

※原作者による詳細な巻末解説と資料写真あり。

【問い合わせ先】info@yugishobou.com


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書名 :『本当にやる! できる! 必ずやる! :アイスランドの「女性の休日」』
著者 :リンダ・オウラヴスドッティル 訳者 :朱位昌併
頁数 :34ページ
刊行日:2025年10月24日
出版社:ゆぎ書房
定価 :2310円(税込) ※但し、映画館販売・イベント販売価格 2300円