
女性の発言は、なぜ〈標的〉になるのか?
“言いがかり”が生み出す利得、男性支配のメディア、オンラインミソジニーの収益化――
本書『オンナを黙らせる政治とメディア』では、女性が公的に発言する際に直面する攻撃や抑圧の実態を、政治、メディア、オンライン空間の各領域から検証しています。
政治家による女性研究者への名誉毀損訴訟や科研費をめぐる政治的攻撃、女性記者への性暴力、SNS上での誹謗中傷などの具体的事例を通じて、女性の言論がどのように標的化され、萎縮へと追い込まれていくのかを明らかにします。
本書の特徴は、こうした現象を個別の問題としてではなく、政治的介入やメディア内部のジェンダー不均衡、オンライン空間における攻撃の拡散と収益化などが重なり合う構造として捉えている点にあります。女性の言論が置かれている現在地を見つめ直し、現代の言論空間のあり方を問い直す一冊、豪華な執筆陣にもぜひご注目くださいませ!
★主な目次★
第1部 政治権力と女性の言論――介入と萎縮の構造
三浦まり………………………政治家のハラスメント行為と女性の言論の自由
〈コラム〉津久井進……SNSデマゴーグ時代の選挙
中野麻美………………………性暴力と報道の自由の侵害
〈コラム〉松元ちえ……「自分ごと」とした仲間からの連帯に声を取り戻す
岡野八代………………………「フェミ科研費裁判」があぶりだしたこと
第2部 メディア空間と女性の言論ーー攻撃と沈黙の構造
浜田敬子…………………………萎縮する報道現場
〈コラム〉李美淑…………女性ジャーナリストの連帯
〈コラム〉大井真理子…なぜ旧ジャニーズ問題を報じることができたのか
田中東子………………………オンライン空間に広がる暴力と収益化するミソジニー
〈コラム〉古賀史健……フジテレビ問題とハラスメントの構造
〈コラム〉阿久沢悦子…被災地のおっぱいパブで経済支援?
林香里……………………………「沈黙させられない権利」としての「表現の自由」
◆書誌データ
書名 :オンナを黙らせる政治とメディア:女性たちから見た「言論の自由」の現在地
著者 :三浦まり・林香里 編著、中野麻美・岡野八代・浜田敬子・田中東子 著
頁数 :302頁
刊行日:2026/04/25
出版社:花伝社
定価 :2,420円(税込)









