2011.10.21 Fri
10月1日(土)つながれっとシアター&交流会「わたしのニキ」を開催しました。秋晴れのさわやかな日に、多くの方のご参加をいただきました。
「わたしのニキ」はフランスの女性造形作家ニキ・ド・サンファルの作品を所蔵するニキ美術館と、初代館長の増田静江さんのドキュメンタリー映画です。
年代を追って映し出されるニキの作品には、ニキの悲しみや苦悩そして自己回復、愛など、ニキの人生そのものが表現されています。また、ニキの作品と運命的な出会いをした増田さんが、どのような思いで那須にニキ美術館を建てたのか、ニキの作品やニキ本人との交流を通して、どのように心を解放し、前進するチカラを得ていったのかなどが、増田さん本人から語られています。
何か(誰か)との出会いが、その後の人生に大きな影響を与えることは、多かれ少なかれ、だれにでもあるものです。そんな自分への投影の思いもあってか、参加者は、食い入るように映像を見つめていました。
上映会終了後は、5~6人のグループに分かれて、お茶をいただきながら、感想など自由に話し合っていただきました。話は最初から盛り上がり、尽きることがありませんでした。そしてニキ美術館が閉館した今、ニキの作品がどのような場所で見られるかなどの情報交換をし、交流会を終えました。
那須高原の美しい景色、風の音や川のせせらぎ、新緑や四季の花々など、自然の姿に癒され、ニキの作品にふれて芸術の秋を満喫し、増田さんの物語を聴いて、自分の人生とゆっくりと向き合うことのできた充実した1日でした。
カテゴリー:参画プラネット
タグ:映画