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「松崎ヤエ 70歳からの色えんぴつ画」展(~12/19)&松崎運之助さんトーク(12/17)

2011.12.16 Fri

「松崎ヤエ 70歳からの色えんぴつ画」展

※フェミックスが事務所を置くスペースナナでは19日の月曜まで松崎運之助さんのお母さん・松崎ヤエさんの色えんぴつ画展を開催中です。
70歳を過ぎてようやく自分の時間をもつことができた松崎ヤエさん。公民館の講座で色えんぴつ画を習い、子どもたちを育てた長崎の街を描いた絵は、お人柄そのままにやさしく温かく、みる人を魅了します。

ヤエさんが77歳で亡くなったあと、息子の運之助さんが押入れからたくさんの色えんぴつ画を見つけました。

小さい時から養女にだされ、小学校にもいけず、女工になり、ひとりで満州に渡って結婚し、引き揚げる混乱の中で3人の子どもを亡くしたヤエさん。

たどり着いた長崎で2人の子どもを産み、遊び人の夫が失踪したあとバラックに住み日雇いをしながら子ども3人を育てます。

パールバックの『大地』が好きで、「日本映画は女がなよなよして男を待つだけで、見るだけで腹が立つ」と言って見に行かず、「アメリカ映画は女が堂々としている。まっすぐ歩いている。かあちゃん好きばい」と、日雇いのない雨の日、幼い弟と妹を運之助さんに託して外国映画をみにいき、帰宅すると幸せそうに映画の話をしてくれていたヤエさん。

誕生日がくるたびに「あんたは皆に助けてもらってはげましてもらって大きくなったことを忘れちゃいかん。あんたが大きくなったら社会に対して必ず返していかんとあかんよ」と言われて育った運之助さんが、母のことを語ります。

日時:開催中~12月19日(月) 11:00~18:00 12/19(月)は臨時営業
会場:ギャラリーナナ(スペースナナ内) アクセス地図

ギャラリートーク
 「松崎運之助 母を語る、長崎を語る」

満州で生まれた運之助(みちのすけ)さんは東京の夜間中学で30年間教鞭をとり、山田洋次監督によって映画化された『学校』の原作者でもあります(『青春―夜間中学界隈』)。

日時:12月17日(土) 14:00~
定員:20名(要申込み)
参加費:1000円(飲み物付き)
主催・申し込み:スペースナナ TEL 045-482-6717 Email: info@spacenana.com

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特集:今いるところでどれだけ自分を生きられるか
【インタビュー】松崎運之助さん
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カテゴリー:フェミックス

タグ:アート

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