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 なぜ、安倍政権・自民党および日本は「右傾化している」と、指摘され続けるのか。

 2013年1月3日および2015年6月6日に、イギリス紙「エコノミスト」にて、安倍政権の右傾化がリポートされました。その他にも「ニューヨークタイムズ」など様々な海外の報道機関によって、安倍政権および自民党の右傾化が指摘され続けています。なぜ海外の報道機関は「安倍政権の右傾化」つまり「日本社会、わたしたちの暮らす社会が右傾化している」という指摘を報道し続けているのか。

日本では、ほとんどの主要メディアで取り上げられていませんが、現安倍政権の閣僚および自民党の国会議員の多数が所属している政治団体があります。その名称は「日本会議（にっぽんかいぎ）」。どこかの会議ではありません。神社本庁を主に様々な宗教団体が集まる宗教団体でもあり、海外の報道機関では、「国家主義者組織」「右翼団体」「日本最大級の国粋主義者団体」と報じられている組織・政治団体です。

日本でも様々な読み解きがはじまっていますが、国内で十分に認知されているとはいえないこの組織の主義主張は、安倍首相、安倍内閣閣僚、多数の自民党をふくめた国会議員（所属議員数は約300名近くにのぼるとも、実数不明）に大きな影響力を与えているといわれています。

日本会議の主な主義主張をあげると、「皇室敬愛」「憲法改正」「国家の名誉」「愛国教育」「復古的な女性観・家族観の回復」「自衛隊海外派遣」といった点などがあげられます。

本冊子では、

●なぜ「日本の右傾化・安倍政権の右傾化」が海外にて報道され続けているのか。

●なぜ「自民党」の立法・政策は右寄りのものを連発し、右傾化し続けるのか。

●なぜ「自民党の憲法草案」は、基本的人権をことごとく削除・変更・否定していると言われるのか。

●安倍政権が憲法違反と批判されても突き進んでゆく中で、あらためてわたしたちにとっての民主主義・立憲主義とはなんであるのか。

という設問から基本情報を得て、様々な学者の方、ジャーナリストの方たちのすぐれた「読み解き」の紹介とともに組み上げています。

また、記載しているすべての情報は、断片的でなく明快に一望できる、関連などを把握できるレイアウトとなることを意識・工夫しています。公式ウェブサイトはこちら。