2012.09.30 Sun
一昔前、アメリカでの歴史学系研究会では、女性研究者の多くがCOACHのバッグをもっていた。お世話になったコーネル大学の受け入れ教員もCOACHのバッグをいくつももっていた。シグネチャー・シリーズではなくて、やわらかい革の大きなバッグ。手帖もノートも資料も入るような質実剛健なバッグだ。現在展開しているラインナップで言えば、レガシーレザーダッフルとか、レガシーレザーローリーNSサッチェルとかに似ている感じ。(詳しくはこちらのサイトでチェックください。)
定職についていなかった私にとって、無造作に研究室に投げ出されているCOACHのバッグS(いくつも持ってらしたのよー)は「成功した女性研究者」の象徴にみえ、「いつか自分も立派な研究者になったら、COACHのバッグをもとう!」と思ったのだった。
その後、大学のポストを得ているが、いまだにCOACHのバックとは縁がない。「立派な研究者」ってなんだったっけ??と思い悩みながら、どんどん月日はたっていき、このままでは引退するまでもてそうにない・・・?
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. そんな私が日々使っている通勤用バッグは、アルティザン・アーティストのリュックWW-01のブラックだ。リュック本体はたいへん軽く、かつクッション性が高い材質でできている。
とにかくこれはよく入る。A4サイズの書類がたくさん入る。○○会議の資料やら、××会議の資料やら、授業のレジュメ・資料やら、書きかけの原稿やら、学生のレポートやら、どんどん入る。コピー用紙一〆(500枚)だって入る。A4サイズのノートパソコンも当然入る。おまけにポケットがたくさん。表のポケットにはICOCA(関西のPASMO)やバス券とi-phoneを入れて、外側のポケットには手帖・名刺入・財布・ハンコなどが入る。本体に書類類や本、ノートや筆記用具や折り畳み傘に、飲み物のペットボトルをいれて、お弁当が入ることもある。背中側のポケットにはハンドタオルやティッシュが入る。背中側のポケットにはカギをつける紐も付いている。(けれど、私はカギは表のポケットに入れることが多いかな。)これだけ入れれば当然重いので、リュックを背負って通勤することになる。一泊の出張ならば、ここに薄手のパジャマと下着の換えを詰め込めば(私は、ほとんど化粧品を持ち歩かないタイプですが、化粧品のポーチだって軽々入ります!)、このリュック一つで出かけられる。ああ、なんて便利なリュックでしょう!
おまけに本革ではないので、電車の床において少々汚れても、水拭きできる。少々の雨なら中にはしみ込まない。
ふと周りを見回すと、このリュックはフェミニスト質実剛健派(今つくったカテゴリーにすぎない)には大人気で、「まああなたも!」ということになる。勉強会などに行くと、いくつもこのリュックが並ぶことになるわけで、チャームをつけておかないと誰が誰のやらわからなくなりそう・・・
ぶっちゃけいえば、このリュックを背負った姿って、あまり洗練された姿とは言えないであろう。という自覚は私にもあるのだ。入れすぎると、ほとんど戦後の買い出し姿を彷彿させることにもなる。が、しかし。このスタイルが一番腰や肩を痛めないんだもの・・・身体が資本の研究職労働者としては、ありがたいのです。一度もって快適さを知ってしまうと、リピート買いしてしまう逸品です。
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