原発ゼロの道

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[WAN的脱原発](3)611、様々な思いの融合 海野千尋

2011.06.15 Wed

先日友人に誘われて6月11日に新宿で行われた反原発デモに参加した。

彼女は5月のデモにも参加し、それが楽しかったそうで、今回誘ってくれた。

私たちが集合場所である新宿公園に入ると、人がぞろぞろと同じ方向へ歩いていく。

広場へ着くと、そこにはすでにたくさんの人がいて、熱気と湿気でムンムンしていた。

よく見ると、メイド服の人たち、アニメ系の人たち、レゲエ系、パンク系、老若男女、赤ちゃん、外国人、障害のある人、etc…みんなあちこちから集結した。

被り物や仮装をした人も多く、原発建屋の模型(白煙付)を頭にかぶっている人や「寺(テラ)ベクレル和尚」と書かれた旗を付けた和尚姿の人、車椅子にのった坊主衣装の人や背高ピエロの人もいる。こう書いているとお祭りパレードのようだが、みなそれぞれに真剣で、今回の原発事故に対する怒りや憤り、悲しみや恐怖を訴えるために集まった。

反原発デモを「集団ヒステリー」という政治家もいるようだが、そんな人には「天罰」がくだればいいと思う。

デモの列はいくつかのグループに分かれており、特徴も様々だ。

友人と私は、どの辺で歩こうか各グループをみてみようとデモコースの少し先で待つことにした。

しばらくすると、通りの向こうから、これまで見たこともない人のうねりが音や叫びとともに近づいてきた。

シュプレヒコールが続くグループ、パンクロックのグループ、チンドンヤさんが先頭を行くグループ、クラブミュージックが流れるグループなどなど、色々あったが、パンクロックのグループは、前回より荒れているという友人の意見から、安全のため避けてクラブ音楽のグループに入り歩き出した。(パンクのみなさま、ごめんなさい。)

歩きだすと目の前に、被災した家族の写真付のプラカードを持つ人がいて胸がつまる。

脳性マヒの男性も前方で全身汗びっしょりで歩いている。

私たちは新宿の大通りを2時間以上歩いたのち、新宿アルタ前に到着した。

するとそこには、ものものしい警察官がデモ参加者を威圧している。

その間をゆっくり進むと、前方に6色のレインボーフラッグのプラカードが見えた。

気になるのでその人のプラカードの前面を見てみると、そこには「脱原発、脱常識」とかかれている。

私と友人は、次回はあんな感じのプラカードを作って歩こうと話した。

作るとしたら、脱原発、脱、、、なんだろう。

たくさんありすぎて、決められない。

カテゴリー:脱原発に向けた動き

タグ:脱原発 / 原発 / 海野千尋