2015.03.19 Thu
3月19日は、青森県下北半島に建設中の大間原発を止めるための催しが3つあります。
裁判の被告である電源開発はこれまで市民が起こした大間原発建設差し止め裁判、函館市の起こした裁判でもほとんど発言しません。4年目を迎えた福島原発事故後、いまだに12万人を超える被災者の方がいる事実に目を瞑って原発をつくろうとする電源開発と国は原発事故に対してどのように考えているのか、明らかにするべきです。
日本にある原発は現在すべて止まっています。原発のない時が1年半を超えたこの国で、プルトニウムを燃やす大間原発は本当に必要ですか? 原発の廃棄物が溜まり続けています。福島県を覆う除染で産まれたフレコンバッグのピラミッドと、世界の海へ拡散されようとしている放射能汚染水の現実は暮らしと原発が相容れないことを私たちに突きつけます。原爆の材料であるプルトニウムは原発のゴミから取り出したものです。原発を動かし、ゴミの中からプルトニウムを取り出し、それを消費するのが大間原発です。世界ではプルトニウムは負債であるとの評価が定着し、資産価値を持たないプルトニウムを1トン4億円もかけて取り出す六ヶ所再処理工場とそれを年間6•5トン装荷する大間原発は、日本の原子力マフィアの陰謀の産物です。再処理工場と大間原発を止めることで原発は再稼動できなくなります。これ以上の放射能のゴミを次世代に残していいのか、今を生きる大人は立ち止まり、最善の努力をしなければなりません。そのひとつが大間原発の建設の是非です。以下の三つの催しに参加ください。
◎19日正午12時〜午後12時30分まで、銀座電源開発前で大間原発訴訟の会代表の竹田とし子と運営委員の野村保子がサイレントデモをします。是非東京地裁に行く前に電源開発前サイレントデモに参加ください。
◎午後3時より東京地裁で函館市による地方自治体初の原発差し止め訴訟の第4回口頭弁論が103号法廷(大法廷)で開かれます。東京地裁(最寄り駅:地下鉄霞ヶ関駅A1出口)3月19日(木)午後3時~4時(予定)
◎「裁判報告集会」午後4時~6時 会場:参議院議員会館地下1階B104号室
プログラム
・弁護団から裁判の報告 (河合、海渡、中野各弁護士)
・大間原発をめぐる状況の報告(大間原発訴訟の会・竹田とし子さん、
大間とわたしたち・未来につながる会・野村保子さん)
主催: 大間原発反対関東の会
カテゴリー:脱原発に向けた動き
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